令和2年(2020)の緊急事態宣言中、星野源が「うちで踊ろう」というクソ曲を発表し、ステイホームを呼び掛けた。
ヒカキンなどのUUUM所属のユーチューバーも、小池百合子と退団したり、大事な人を守ろうと言って自粛を呼びかける動画を製作した。
なんで日本のミュージシャンや芸能人は、こうも政府の命令に忠実に従うのだろうか。
奴らは政府の命令の拡散・宣伝に協力しているだけだ。
こういう姿勢はロックでもなんでもない。ただの政府の犬である。
星野の動画に安倍晋三がのっかり、ステイホームを呼び掛ける動画を製作したところ、星野のファンは「政治利用するな!」と安倍を叩いた。その様子を見て私は失笑してしまった。
いや、星野の方が、安倍の呼び掛けたことをわざわざ歌にして、宣伝に協力してあげているじゃないか。安倍はここぞとばかりにそれに乗っかっただけ。つまり、星野は安倍政権の政策を補強しているのであり、政府の命令に従いなさいと歌っているのだ。
星野がどう考えてあの歌を製作したのかは知らない。しかし、いずれにせよ、星野は安倍の政策を国民に浸透させることに貢献した。コロナ騒動を大きなものにしたA級戦犯のひとりにあげていいのではないか。
戦時中も、芸能人や文化人が大東亜戦争完遂を訴え、政府に協力した。
藤田嗣治は戦争画を描き、横山大観は絵の売上金で戦闘機を献納したし、宝塚歌劇団が国威発揚をテーマにしたミュージカルを演じ、円谷英二は戦争映画の特撮を担当し、政岡憲三や瀬尾光世は戦争アニメを制作し、仁科芳雄や湯川秀樹は原爆の開発に関わった。
みんなみんなみ~~~~~~んな揃って、戦争に協力していたのだ。
そして、現代もそれとまったく同じことが行われている。星野源はコロナ禍において、国策にもっとも協力した文化人の筆頭と言えよう。
もし北朝鮮がミサイルを東京に落とし、戦争が始まったら、ミュージシャンやYoutuberはどうするだろうか。
「北朝鮮をぶっつぶせ!」
「戦争に協力しよう!」
「銃後の守りを固めよう!」
「ぜいたくは敵だ! 自粛しよう!」
・・・こういうテーマを歌にしたり、動画にしたりして、広めようとするに違いないのである。