最近、私の周りでコロナの呪縛が解けるどころか、逆にコロナ脳になってしまう人が続出してびっくりしているのですが、特に、ある程度の科学的な知識がある人でさえ、コロナ脳になってしまうことに衝撃を受けています。
例えば、医者であるとか、大学教授であるとか、編集者であるとか、一般層よりも遥かに科学的な知識も蓄積もあるのに、コロナを過剰にこわがる例が続出しています。
「周りにコロナが出たから」
「大事な人を守らないといけない」
こうなると、どんなにデータや数値を見せても考えを改めません。
完全に感情的になって行動するようになってしまいます。
私は、なんでオウム真理教に学歴が高いインテリがあんなに集まっていたのかが不思議で仕方なかったのですが、その謎がだいぶ解けたような気がしました。
結局、どんなに科学的な素養があっても非科学的なものに惹かれるのです。学歴とか科学リテラシーとか、全然関係ない。みんな平等にうさん臭いものには引っ掛かるし、信じ込むときは一瞬で信じ込んでしまう。
そして、一度思い込むと呪縛がそうそう解けない。とりわけ、周りにマスクをしている人しかいない状況下に身を置かれ、テレビやマスコミの情報を延々と聞いていたりすると、いつの日かそれを信じるようになってしまうのです。
戦時中もきっとそうだったんでしょう。開戦前はどんなに戦争に反対していた人も全体主義の中に呑み込まれると賛成に回ってしまうし、国の命令に言いなりになってしまうのです。
「周りの人も出征しているから」
「敵から大事な人を守らないといけないから」
自らにこう言い聞かせて、戦地に赴いた人が多いのでしょうね。心の底では戦争に反対なのに、全体主義に逆らえないとそうするしかないのです。
私は、ツイッター上で菅義偉のことを叩いているくせに菅の言うことをそのまま聞いて従っている人があまりに多いことに爆笑してしまうのですが、政府が嫌いなら少しは文句ばかり言うのではなくて、政府の言うことに反旗を翻してみろよと思います。
1960~70年代の新左翼であれば火炎瓶を投げ込むとか武力闘争を行っていたと思いますが、まあ現代人はそんなことできないでしょうから、せめて、マスクをとって街を歩くとか、ささやかな抵抗をしてほしいものです。
無理だと思いますが(笑)。