南麻布に「在日韓人歴史資料館」という資料館があるのですが、ネット上の解説が大嘘でひど過ぎます。
なんでこういうバレバレな嘘を書くのでしょうか。
朝鮮銀行券の肖像は武内宿禰ではありません。寿老人です。誰も指摘しないのか、もしくは指摘されても直さないのかわかりませんが、これは古銭のコレクターなら誰でも知っている常識です。
一般人は騙せても、オタクは騙せませんよ。
したがって、上記の解説にある「毎日手にするお札の肖像の狙いは、古来から「朝鮮は日本領である」との明治日本の国家意志の表明であり、「韓国併合」の侵略性を隠蔽する意味を持つ」という文はすべてが大間違いであり、まったく根拠のないものと言わざるを得ません。
ほとんどこれは、解説を書いた人間の妄想の世界なのです。
さらに、画像にある日本銀行兌換券の10円札の肖像は藤原鎌足ではありません。和気清麻呂です。
さらに言えば、鎌足が10円札に採用されたことは、日本銀行券史上、一度もありません。200円札、100円札、20円札には使われましたが、見事にかすりもせずに外しています。
ちなみに、画像にある日本銀行兌換銀券の1円札には武内宿禰が採用されているのですが、髭が長いじじいっぽい見た目が寿老人とそっくりなので、誤認した可能性もあります。しかし、解説を書くのであれば、最低限、調べるのが当たり前ではないでしょうか?
それは小難しい調べものではありません。
ネットで調べれば一瞬でわかるレベルのものです。
こんな簡単なチェックすら怠っている資料館ですから、いかに杜撰でいい加減なのかがよくわかります。
「在日韓人歴史資料館」が、ここまで悪意を感じさせる嘘の解説をするのはなぜでしょうか。反日感情を高めるためなのでしょうか。
朝鮮半島の植民地化の歴史を後世に語るのは結構なことだと思うのですが、少なくとも、資料館であるならば最低限しっかり展示物の裏付けをとって、事実を淡々と伝えてほしいものです。自分たちの主義主張のために嘘をつくのはダメです。それは歴史の捏造、改竄であり、もっともやっちゃいけないことです。
あと、古銭について解説するなら、最低限、『日本貨幣カタログ』を買って勉強してほしいものです。
意味の無い反日感情を募らせ、憎しみを生み出すのはマジで勘弁して欲しいですね。