↑ セイコーらしい真面目コラボの典型、ゴジラ。昨年発売された限定の時計ですが、どこの時計屋に行っても残っています(汗)。
セイコーのプレザージュという時計が、スタジオジブリのアニメ『紅の豚』とコラボするそうです。
タイトルに書いた通りなのですが、とにかくセイコーのコラボ商品は優等生的です。
まったく攻めません。非常に真面目で堅実な相手とコラボしようとします。
ある程度の評価が固まり、波風が立たない、批判も来ない相手・・・とでも言いましょうか。
どんなにツイフェミに叩かれても『宇崎ちゃんは遊びたい!』と献血キャンペーンで2回目のコラボを実施した日本赤十字社は立派です。赤十字はとにかく必死なのです。献血してもらわないと患者に血液を届けられないのでとにかくヤバいという、切実な状況です。
だから斬新なコラボもどんどん打ち出せるわけですね。
ところが、セイコーは赤十字のような必死さがありません。だから無難な相手とコラボして、やった気になっているんでしょうね。
そもそも紅の豚は過去にブライトリングがコラボしているので、その時点でも新鮮さが無いのですが、とにかくスタジオジブリの中でも激シブな作品で、マニア的な人気も一般的な人気もそんなに高くありません。
果たしてそんな時計を作って売れるのでしょうか?
さらに値段もとんでもなく高く、40万円と57万円です。グランドセイコーの機械式が買えてしまう金額です。頭おかしいでしょ!
繰り返しますが、セイコーの偉い人たちはこんな時計が売れると思っているんでしょうか。僕は真剣にそれを問い詰めたいです。
セイコーが昨年出した、ゴジラとコラボしたグランドセイコーは壊滅的に売れていません。どこの時計屋に行っても残っています。『和光』には2本も飾ってありました。
セイコーのことでしょうから、次はルパン三世やゴルゴ13などとのコラボを考えるかもしれませんが、まぁ絶対に売れないと思います(ゼニスのルパンコラボは売れたようですが)。
そもそもそーゆー作品のファンの人たちが、数十万、百万という金を出すとは到底思えない。ましてや、時計に興味がある層ではないと思うんです。
それならば、『魔法少女まどか☆マギカ』のほむらちゃんモデルのグランドセイコーを出してくれたほうがいいと思います。70万円ぐらいだったら、私は即、買います。100万円台でも良いくらい。
なぜアニメ王国の日本のセイコーが、アニメコラボを積極的にやらないのか。若い人にPRできるアニメコラボモデルを作らないのか。
世界に挑もうとしているのにぜんぜん挑戦しようとせず、無難な路線で満足するのか。
私は本当に不思議に思います。