頭のネジが手巻きで止まっている かがり美少女の中の人ブログ

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地方の伝統行事の著作権意識は高まるのか? ~秋田県湯沢市「七夕絵どうろうまつり」の講師とトラブルになった人の話

▼伝統行事の講師とトラブルに

私は「かがり美少女イラストコンテスト」の応募者の方から連絡をいただき、相談に乗ることがある。その中から、応募者の方(B氏)が、地方の行事の関係者とトラブルになった事例を紹介したい。

秋田県湯沢市に、8月5日~7日の3日間開催される七夕絵どうろうまつり」という伝統行事がある。

起源は江戸時代まで遡り、秋田藩の佐竹南家(湯沢市は佐竹藩の分家が統治していた)に京都からやってきたお姫様のために、始まったといわれる。期間中は湯沢駅前の商店街に色とりどりの絵どうろうが飾られ、その多くは地元の人たちが制作している。

イラストレーターとしても活躍しているB氏は、2018(平成30)年5月頃、絵どうろうの描き方をレクチャーしてもらえる講習会に参加していたが、その過程で講師の1人とトラブルになった。

同年7月にはB氏の絵を講師がグッズ化事後報告でそれを知ったという。さらに2019(平成31)年の春先には、講師がB氏の絵を背景の一部に無断使用した絵をツイッターにupした。B氏はそれを見て唖然とし、講師にすぐに連絡。イラストを削除させた。

 

著作権意識を講師が持っていない

今回のトラブルを引き起こしたのは、あろうことか、教え導く立場である講師である。こうした立場の人が、著作権意識がザルであるのは考えものだ。呆れ果ててしまったB氏は講習会に行くことをやめてしまったという。B氏がこう訴える。

「お祭り当日に飾られたわけではないとはいえ、その方は講師という立場でありながら、私の絵を無断使用したのです。講師がツイッターにupしたイラストは、お金が発生する案件ではありません。しかし、他人の絵を、無断で自分の絵の中に取り込んで使うなんて、あまりに絵描きに対するリスペクトに欠けると思います」

B氏は講習会に参加した当時から、行事に関わる人たちの著作権意識の低さを目の当たりにして以来、疑念を抱いていると話す。

既存のアニメや漫画のキャラクターを権利者の許可を得ずに使ったり、誰かの絵や写真をトレースした絵どうろうも展示されています。トラブルが起こったことを、講師は個人の問題として片付けないで欲しいですね。保存会も会員の間で情報を共有し、速やかに対策がなされるべきです」

B氏は地元の新聞などにイラストを寄稿する、将来性のある若手だ。絵どうろうの次期の担い手になり得るし、情報発信にも一役買えるだけの実力もある。こうした優秀な人材にそっぽを向かれてしまったことは、「七夕絵どうろうまつり」にとって損失だと私は思った。

 

▼トレース、模写が散見される

話が少し脱線する。私自身は、地元をディスるようで申し訳ないけれど、「七夕絵どうろうまつり」をほとんど評価していないし、面白いと思わない。

展示される絵は様々だが、評価される作品は基本的に古くからの美人画のスタイルを踏襲しているものばかりで、端的につまらないと感じる。ベテランが描いた作品も技術的にはまあ上手いと思うが、感動を呼び起こすほどではない。

話を戻す。以上は私の感想であり、絵どうろうを見てどう思おうが、それは個人の自由だ。しかし、B氏が指摘するように、展示されている絵の中には明らかに他人の絵をトレースしたり、模写しただけの作品が散見される。こうした作品が放置されているのは、芳しいことではないと思う。B氏は言う。

「問題を起こした講師だけではありません。高齢でベテランの講師陣でさえ、著作権意識は十分ではないのです。そもそも、展示されている絵どうろうがオリジナルなのか、模写なのか把握しきれていないようですし、おそらく判断もできないと思います」

湯沢市観光に力を入れている。県外や海外から人を呼ぼうというのであれば、極めて恥ずかしいことであり、改善しなければいけないはずだ。

保存会会長のY氏に、早急に著作権意識の改善を図るようにと文書で進言して、返事をもらいました。保存会でも現状を問題視していることは確かなようです。ただ、改善の方向に動いているのかどうかは不明です。現状のままでは、いつの日か別の描き手とトラブルになる可能性があります」

 

知的財産権を学ぶ機会を作れ 

間違いなく、「七夕絵どうろうまつり」は転換期にあると思う。はじめは、絵どうろうの描き手はアマチュアばかりだった。彼らに最初からオリジナルを描けというのは酷というものだろう。しかし、中心的な描き手の技能は確実に向上している。伝統行事としても注目を集め、作品は東京でも展示されるようになっている。

開催に当たっては巨額のカネが動き、湯沢市を代表する観光資源になりつつある。いつまでも著作権意識がゆるゆるのままでは、いけないのではないだろうか。

もちろん、保存会も何もしていないわけではない。これまでに何度か美術関係者や大学関係者などから、描く題材などアドバイスを受けているという。著作権意識についても多少はレクチャーされているようだが、描き手の間に周知するまでには至っていないのが現状だ。B氏はこう指摘する。

「正しい他者の作品への扱いを全員が知ることが大事です。参加されている漫画家の方は、出版社や原作者に承諾をもらって描いていました。絵どうろうに限らず、県内の絵描きは知的財産権を学ぶ機会が少ないはずです。観光協会と商工会議所が共同で、知的財産権の講習会を行ってもいいと思いますね」

行事全体についても、B氏はこう指摘する。

「お祭りを歩いてみて思ったのが、子どもが喜ぶ絵が少ないということですね。絵柄も何年も一緒で、美人画ばかり。お祭りの内容も毎年一緒ですから、マンネリ化は否めません。伝統、伝統とばかり連呼せずに、新しい風を取り入れて欲しいと思います」

 

▼絵どうろうの絵師は地域の宝、伸びしろはある

 さて、私は「七夕絵どうろうまつり」を評価していない一方で、やり方次第では伸びしろがある行事だとも思っている。B氏が言うように、新しい風を取り入れるのだ。

絵どうろうは絵の形式は自由で、原則、何を描いてもいいようだ。漫画やアニメーションのキャラクターを描いている人も多い。そうした大らかさは、伝統行事にしては珍しいものだ。ならば、全国から創作者を受け入れれば、一大創作発表の場になる可能性がある。

クリエイティブな能力を持つ人が地方にこれだけいる点も素晴らしい。絵どうろうの描き手は湯沢市の宝だと思う。だからこそ、技術の継承はもちろんだが、著作権意識もしっかりと学習していくべきではないか。

伝統ある行事がトラブルを引き起こす前に、保存会や関係者は対策を図るべきだ。私自身は、これまでも田舎の仕事で様々なトラブルに巻き込まれた経緯があり、田舎の人々をはっきり言って信頼していないし、そもそも期待していない。しかし、行事の発展を真剣に考えている人が1人でもいるのであれば、改善は可能なはずである。

今後の「七夕絵どうろうまつり」に期待したい。

 

町おこしin羽後町

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