▼結婚への圧力が気の毒だ
先日、久々に田舎に行きましたが、結婚に関する話が多くてうんざりしました。私は既婚者なので、自分のことではないです。
「うちの息子 or 娘にいい結婚相手いないか」
「息子 or 娘にいい相手を紹介してやってくれ」
・・・という類の相談が来まくったのです(汗)。がっくり。
前にこのブログでも書きましたけど、田舎から若者が離れてしまう原因は、こういった親世代からの結婚に対する圧力じゃないかなあと私は思います。
現に、親どころか親戚からもとめどなく「結婚しろ」と言われまくっている友人がいます。「30過ぎたのに嫁も貰わないとは何事だ」と文句を言われているそうですが、気の毒で仕方ありません。
▼「女性」の方がフェミニストがキレそうなことを言う?
ツイッターでは過激な発言をするフェミニストがたびたび話題になっていますが、田舎に行くとフェミニストが卒倒しそうな発言を、あろうことか、「女性」が言っていることが多いのです。
「女は子どもを産むのが義務!」
「旦那のために尽くせない女はダメ」
・・・こんな言葉を、女性が言うんだよ(汗)。右寄りのオッサンの発言じゃないぜ。特に50歳以上の女性や、高齢者に多いです。ちなみに、前述の「30過ぎたのに嫁も~」と友人に言っているのは、80歳過ぎのばあちゃんです。都会の人たちは信じられないかもしれませんが、これは結構、多くの地方であるあるな話ではないかと思います。
昔は「結婚して子どもをつくり、家のために働く」のが、いわば田舎のルール(?)でした。したがって、彼女たちは悪気があって言っているわけではないし、アドバイスや激励のつもりなんでしょう。
しかし、当然ですが今の時代にそういった考えは合いません。こうした話をズバッと言われると、女性はもちろん男性も傷つくと思います。
▼国会議員が失言しても落選しない理由
ところで、国会議員がいろいろこの手の失言をします。「女性は産む機械」と発言した人もいましたし、最近ではLGBTを否定する発言をする人もいます。
こうした失言はマスコミで叩かれ、ツイッターでも炎上します。ところが、その割には、議員の地元ではそれほど問題視されることがありません。現に、得票数には大して影響しないのです。
なぜ、失言しても落選しないのでしょうか。
結局、地方では、そういった発言を支持する人が多いか、そもそも田舎では一般的な考えのため何が問題なのかわからない、というケースが多いということなのです。こうした田舎の風土が肌に合わないという人は、絶対に田舎に移住してはいけないと思いますし、私はそうアドバイスしています。