▼ハンコはマジで要らない
ライターの仕事をしていると、申請書をめちゃくちゃたくさん出す機会があります。その時にいちばん腹が立つのは、申請書に押さなければいけないハンコ、そして元号表記です。
大手企業であれば、申請書にいちいちハンコが必要でなく、ワードでつくった書面をメールでやりとりするだけで良いところも、かなり増えてきました。ところが、自治体などの公的機関は、未だにハンコが必要な場面が多いのです。
特に面倒臭いのが、会社の社判が必要という場合です。私はいろんな出版社の仕事をしているので、編集者に代わって申請書をガンガン出しています。私個人の「山内」のハンコを押せば済むところであればマシなのですが、出版社の社判だけは手元にありません。したがって、編集者に対応してもらう必要があります。
こちらで必要事項を記入した申請書をメールで編集者に送り、編集者に社判したものを郵送、もしくはスキャンしてメールで送ってもらう。この流れだけで、時間を物凄くロスします。
▼元号ではなく西暦表記に統一して!
そしてもう一つ嫌でしょうがないのは、元号です。同じ自治体の中でも、Aの部署は元号、Bの部署は西暦といった具合に、未だにごっちゃになっている例があることに驚きます。
令和に改元されたことをきっかけに、公文書はすべて西暦表記になるのではないかと思っていましたが、実態はまったく違うようです。なぜ不便極まりない元号表記を廃止し、西暦に統一しないのか、本当に訳が分かりません。
こちらで用意した書式で送る申請書であれば良いのですが、向こうがあらかじめ用意してある申請書の雛形を埋めていく場合は、とにかく面倒なのです。
例えば観光ガイド本などの取材では、一度に申請書を20通ぐらいバーッと送ることも普通にあります。とにかく取材先によって、書式が「令和元年」と元号表記だったり、「2019年」と西暦表記だったりとバラバラなのです。地味にストレスで、腹が立ちます。
極めつけは「令和元(2019)年」といった具合に、元号と西暦を併記する申請書もあるのです。笑ってしまいました。
▼無くして欲しいクソ伝統の筆頭だ
まあ私が仕事をしているような斜陽産業の業界とは違い、IT関係の仕事などはスピード感が求められますから、こうした旧態依然とした申請書のスタイルにはうんざりしている人も多いはずです。
ホリエモンはハンコ廃止、元号表記廃止をずっと言っています。全面的に同意です。ハンコも元号も必要ない。要は慣例でずっとやっているから、廃止しようとしないのです。ハンコの場合は業界団体の圧力もあるようですが。さらに、確かいろいろな法律にハンコや元号が絡んでいるので、余計に廃止ができないのが実情のようです。
しかしながら、これほどIT化が進んだ現在、旧態依然のやり方ひとつ変えることができないようでは、日本がますます世界に後れを取ってしまうのではないかと危惧します。
ハンコは趣味の世界、もしくは宗教行為(御朱印など)に残ればいい。元号も存在自体はしてもいいと思うので、公的な文書は西暦に統一してくれ。
たったこれだけで、仕事の効率は劇的に上がります。間違いありません。

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