時計愛好家の方には、腕時計のリセールバリューを気にして買うのはあまりよくないと言っている方がいます。僕も基本的には同感です。
熱心な時計愛好家にリセールバリューの話をすると良い印象を持たれないのは、昨今、緑のブランドを筆頭に、パテックフィリップやオーデマピゲなどの一部のモデルがリセールバリュー重視で買われていることに対する、警鐘の意味もあると思います。
一方で、某時計店の店員さんが言うには、リセールバリューが良いことはメリットもあるそうです。
それは転売すれば金が儲かる…などの理由ではないですよ。
ずばり、腕時計を何回も買うチャンスがあることです。
私自身、腕時計をいろいろ買ってみてわかったのですが、自分に合う腕時計なんて、それこそ何本も腕時計を買ってみなければわかりません。また、店頭ではよい腕時計だと思ったのに、家に帰ったらイマイチに感じた、もしくは使っているうちに自分に合わないと感じた経験がある人も、多いと思います。
例えば、ブランド品買取の「大黒屋」のホームページによると、ロレックスのディープシーという腕時計は、着けてみて「大きすぎる」「重い」と感じて、手放す人が多いのだとか。
イメージと違うと感じた腕時計であっても、リセールバリューが良ければ、思い切って売却し、差額で別の腕時計を買うことができます。買って売り、買って売りを何度も繰り返している時計愛好家はたくさんいます。回数を重ねるほど、運命の1本に出合う確率は必然的に高まります。
結論として、リセールバリューは良いに越したことはありません。
ただし、そればっかり気にして買うと、腕時計選びが途端につまらなくなりますから、気にし過ぎは禁物です。また、腕時計選びは他人の意見を参考にするのは重要ですが、意見に流されすぎるのもダメです。自分の審美眼を信じ、購入するかどうかの最終判断は、必ず自分自身で行うようにしたいものです。
※ ちなみに、私に「最初の1本として高級腕時計を買いたい」と質問した場合、問答無用でロレックスをおすすめいたします。

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