かがり美少女の中の人ブログ

かがり美少女イラストコンテスト主催者の山内が、好き勝手なことを書いてストレス発散するためのクソブログです。最低最悪なクソな内容多し。「自己責任」で読んでね( ^ω^ )。商品を買ってくれると僕にお金が入るから、買ってね( ^ω^ )。たまに(いや、かなりの頻度で)嫌な感じのことを書きますが、ゆるしてニャン☆

「国立代々木競技場」の世界遺産登録運動が今一つ盛り上がらない

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▼国立代々木競技場は20世紀最高の日本建築

建築関係の記事を書いているので、「好きな建築は何ですか?」と聞かれます。

国立代々木競技場」と即答しています。

丹下健三の最高傑作にして、20世紀の日本建築・・・いや、歴代の日本建築の中で最高の作品でしょう。これを超える日本建築は今後も出ないと断言できます。

この建築を世界遺産に登録しようという運動があります。詳細は下記のニュースを見ていただければと思いますが、「代々木屋内競技場を世界遺産にする会」が結成されました。

ザハ・ハディドの新国立競技場の計画を潰した槇文彦、新国立競技場を手掛ける隈研吾も賛同しています。槇は「2020年の東京五輪パラリンピックに間に合うよう登録を目指したい」と語ったとあります。

 

モダニズム建築の保存が進まない

ですが、どうも盛り上がりが今一つです。上記の記事だって平成28年(2016)のものですが、それから3年近く経った現在、ホームページも出てきませんでした(平成31年(2019)4月16日現在)。槇が言うように、令和2年(2020)の東京五輪パラリンピックに登録を間に合わせるのは、まあ無理でしょう(爆)。

建築関係者の内輪だけで盛り上がっている印象が拭えません。

それにしても、モダニズム建築の保存は進んでいません。日本建築学会が保存要望書を出しまくっていますが、どんどん取り壊されています。

その象徴的な存在が吉田鉄郎の最高傑作「東京中央郵便局」「大阪中央郵便局」だと思います。重要文化財級だと言われましたし、僕も同感です。しかし、日本建築史に残る建築が、あっさりと取り壊されてしまいました。

 

▼建築関係者はインフルエンサーになろう

一方で、今度の新紙幣の裏面にも描かれることが決まった「東京駅丸の内駅舎」は、民衆による保存運動によって、取り壊し計画から一転、保存が決まった事例です。

今でもそうですが、辰野金吾の建築はデザインが下手だと建築関係者から酷評されます(僕もそう思います)。しかし、人々の心には響いているわけです。それなら十分に傑作といえるのではないでしょうか。

一方で、モダニズム建築の魅力は、こうした洋風建築とは異なり、まだまだ人々に浸透しているとはいえません。関係者は、その魅力を丁寧に伝える努力を怠ってきたと思います。

モダニズム建築は築50~60年を迎えた作品も多く、菊竹清訓の「都城市民会館」のように、取り壊しの危機に瀕しているものがたくさんありすぎます。繰り返しますが、保存のためには、建築関係者がインフルエンサーとなって、人々に魅力を伝えていくことが不可欠といえます。

 

丹下健三―一本の鉛筆から (人間の記録 (57))

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CasaBRUTUS特別編集 丹下健三 DNA (マガジンハウスムック CASA BRUTUS)

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