▼うそつきはどろぼうのはじまりだよ
僕は安倍晋三のことを好きでも嫌いでもないですし、まあ選挙に行かないのでどうだっていいのですが、それでも、言いたいことがあります。安倍が嫌いなのは勝手だが、安倍を貶めるために嘘をつくのは止めようぜということです。
アンチ安倍の連中は、モリカケ問題で安倍が嘘をついているとか言いまくるくせに、自分たちが嘘をつくのは平気なのです。
例えば、きっこというバカなブロガーがいます。この人はこういうことを書いています。
何で安倍政権は、特に必要に迫られてもいないのに紙幣の刷新を決めたのか?答えは簡単、紙幣を刷新すれば日本全国の自販機や券売機や自動レジなどすべてに内蔵されている「紙幣識別機」を全部交換する必要が生まれ、そこに天文学的な金額の利権が発生するからだ。
安倍政権と紙幣の刷新はまったく関係がありません。これまで日本の紙幣は、約20年に一度のペースで刷新されてきました。今回はたまたま、安倍がトップだった時期に当たっただけのこと。安倍の意志などとは関係がありません。ただのタイミングです。
よって、仮に総理大臣が民主党(あれ、なんで今は無くなったんだ?)の鳩山ナントカであっても、野田ナントカであっても、さらに言えば共産党の志位和夫であっても、紙幣の刷新は行われたことでしょう。
僕はキャッシュレス化賛成で紙幣廃止論者ですが、それでも、紙幣は国家の信用の要と考えます。それこそ、コンピューターのスキャナの高精度化、民間の印刷の技術が進化している現代において、紙幣の刷新が20年に一度では遅いくらいなのです。
▼沖縄で2000円札は全然人気がない
さらにきっこはこういう嘘もついています。ツイートを引用します。
ヒョットコ親父が紙幣を刷新すると発表したが、沖縄の守礼門が描かれた2千円札だけは除外されていた。本土ではめったに見ないけど、沖縄では人気があって今でも良く使われているのに‥‥。安倍政権の「沖縄の民意など無視」という姿勢は徹底してるな。
よくもまあ、「今でも良く使われているのに」とか大嘘をつけますね。この人、沖縄に行ったことあるの? 沖縄で2000円札、見ましたか?
首里城の守礼門が描かれていることや、さらに2000円札の普及運動を進めた人がいたため、沖縄県内では流通量は確かに多いことになっています。しかし、あくまでも「本土と比較した数」が「ちょっと多い」という数値上の違いでしかありません。おそらく銀行か家庭に眠っているほうが多いのでしょう。
沖縄のコンビニやスーパーで買い物をしてごらんなさいよ、きっこさん。2000円の釣銭は1000円札×2枚で来ることがほとんど、というか99.99999999%そうです。
なお、以前は沖縄では2000円札で出金されるATMが比較的ありました。しかし、機械の更新とともに消滅しています。これは沖縄の民意を無視しているのではなく、ATMを作っているメーカーが需要の少ない2000円札対応のATMを作らないことや、そもそも店側も2000円札が出金されるATMを入れないためなのです。
というわけで、頼みますからアンチ安倍政権のみなさん、妄想で物事を言うのは止めましょう!