頭のネジが手巻きで止まっている かがり美少女の中の人ブログ

<注意事項というか義務! 本文を読む前にこの注意書きを5回以上読むこと!!!!!> かがり美少女イラストコンテスト主催者の山内がストレス発散するためのクソブログです。頭のネジが手巻きで止まっている人が書いていますので、最低最悪なクソのような内容ばかりです。したがって「自己責任」で読んでね( ^ω^ )。このブログを読んで不快になったり、便秘になったり、ウンコが下痢便になったりなどのトラブルが生じても、クレームは一切受け付けません。商品を買ってくれると僕にお金が入るから、買ってね!!

漫画家の死後、原画は誰が管理するのか?

f:id:kagariugo:20190320153920p:plain

▼漫画原稿の昔と今

今では想像できないことですが、1970年代頃までは、漫画の原画の管理は極めて雑でした。要は、本になってしまえば、原画は不要になるためです。

アニメのセル画も同じです。産業廃棄物扱いであり、スタジオ見学に来た子供たちにタダであげていました。この頃、原画やセル画に美術的な価値を見出していた人はほとんどいなかったと思います。

それが、昨今、じわじわと高騰してきています。

背景には、日本の漫画やアニメが、海外から評価されていることが挙げられます。インターネットの発達で、海外にファンが増加。量産化されたグッズにはない、一点ものとしての価値が高まるのは自然なことでしょう。

 

▼評価されているのは「完成品」

ところが、漫画家の原画に関する膨大なデータベースを持っていて、しかも鑑定ができるのは、国内外でも「まんだらけ」くらいしかありません。

手塚治虫氏の版権を所有する手塚プロダクションでは、原画やサイン色紙の鑑定は一切行っていません

他の漫画家についても、鑑定の仕組みがあるプロダクションは稀です(というか、ある? ないと思います)。

漫画を日本の文化だ、芸術だと言っている人はたくさんいます。しかし、その評価は、あくまでも「本」や「アニメ」といった完成品に対するものです。制作の過程で発生する「原画」を評価をする仕組みは、不十分と言わざるを得ません。

しかし、今後、漫画が文学のように研究の対象になる時代が来れば、漫画家の筆遣いや創作の過程を研究するために、原画は極めて重要な存在になると考えられます。

 

▼原画を売りたい漫画家は意外にいる

なぜ、漫画家の原画を鑑定する仕組みが、いつまでも構築されないのでしょうか?

ここからは僕の推測なのですが、漫画家の原画は流出などしない、漫画家は原画を売らないという性善説があるためかもしれません。

実際は、生活に困っているので原画を売りたいと言っている漫画家は、僕が知っている人だけでも何人もいます。以前に僕は「まんだらけ」にインタビューをしたことがありますが、「漫画家で原画を売りたいと思っている人はぜんぜん珍しくない」というコメントをいただきました。

しかし、某漫画家の協会のベテランの作家は、原画を売りたい漫画家などいないと突っぱねているそうです。

 

▼漫画家の死後、原画はどうなる

もっとも、漫画家が生きているうちは原画は適正に管理されるでしょう。

しかし、死んだら、膨大な量の原画はいったいどこにいくのでしょうか。

原画の管理は漫画家本人に任されています。そのため、死後は遺族に継承されます。しかし、実際のところ、遺族にとっては膨大な量の原画は邪魔ものに過ぎないのです。

あなたの家のおじいちゃんが亡くなったとき、遺品をすべてとっておくでしょうか? ほとんどは売るか、ゴミとして捨てるはずです。大学教授の死後、膨大な研究資料は邪魔になることが多く、遺族は図書館などに寄贈を考えるも、引き取ってもらえないケースが多いと聞きます。

漫画家の遺族も同様です。膨大な量の原画は、売るにも売れない困った存在になってしまうのです。おそらく、大御所の漫画家の原画でもない限り、既に捨てられてしまったものは、相当数あるのではないかと思います。

 

▼公的な機関が原画を管理すべき

記念館などが開設されるのは、ごくごく一部の超有名漫画家に限られます。プロダクションが死後も存続するのは、手塚治虫石ノ森章太郎などのビッグヒットを飛ばした作家くらいでしょう。というより、ほとんどの漫画家はプロダクションすら存在しません。

自治体などが原画を受け入れてくれるといいのですが、残念ながらどこの自治体も金がないし、余裕もないので、無理でしょう。

麻生太郎政権のときに“国営漫画喫茶”と野党から批判された「国立メディア芸術総合センター」は、鳩山内閣民主党政権下において白紙撤回されて頓挫してしまいましたが、建設されるべきでした。

本来であれば、こうした公的な施設が整備されたうえで、国が寄付を受け入れ、膨大な量の原画を管理すべきだと思います。

 

▼浮世絵のようにならないことを祈る

結局のところ、国も国会議員も自国の文化を守ろうという気概はゼロであり、まったく期待できません。

まあ、今後も原画を守る施設ができる可能性は低いでしょう。

だからこそ、当面の策として、二次流通のマーケットが整備されることは極めて重要なのです。愛好家のもとに原画が渡る仕組みができれば、少なくとも、遺族が原画を捨てなくなります。遺族任せにするよりも、好きな人が管理するほうが、長く守られる可能性が高いと僕は考えています。

近年、手塚治虫氏の「鉄腕アトム」の原画がフランスで3500万円で落札されました。手塚氏の原画としては最高額です。

原画を日本に留める仕組みを、今のうちに作っておかないと、浮世絵のように、価値が見いだされた時に良いものはほとんど海外にある・・・という状態になってしまうでしょう。海外のマネーによって日本の文化遺産が流出するのは、どうにか避けたいものです。