頭のネジが手巻きで止まっている かがり美少女の中の人ブログ

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デイトナは3割引きにしても誰も買わなかった ~あるロレックス旧正規店の証言

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↑ ロレックスで人気のモデル/コスモグラデイトナ。※写真の時計は中の人の私物です。

 

現在、ロレックスでもっとも人気のあるモデルと言えば、ステンレスのコスモグラデイトナでしょう。その後に、GMTマスター2や、サブマリーナーが続くと思います。

正規店の店頭に並ぶことがほとんどなく、定価は128万円ですが、並行店ではその2倍以上、260万円で販売されています。そんなデイトナを購入するため、各地の正規店を回る“デイトナランナー”と呼ばれる人たちがいるほどで、圧倒的な人気を誇っています。

ところが、ほんの30年ほど前は、デイトナはまったく人気のない時計でした。といいますか、GMTマスター2もサブマリーナーも不人気モデルだったのです。30年前の評価が見事にひっくり返っているわけです。

今回、僕が懇意にしている時計店の店主が、20~30年前のロレックス事情を話してくれましたので、インタビュー形式でまとめてみたいと思います。

 

――Hさんは、今はロレックスの取り扱いを辞めてしまったのですね。

H:10年くらい前に辞めましたね。メーカー側のノルマが、50本在庫が条件となった時に、うちのような小さな店では扱えないと思って、断念しました。

――でも、それまでは地域有数の正規店だったんですよね。

H:はい。ロレックスから売上実績が良い優良店しかもらえないプレートもいただいていました。プラチナのデイデイトや、宝飾系のモデルも結構販売しましたよ。

――そんなHさんが、今のロレックス事情を見て、どう思いますか?

H:僕はもう取り扱いを辞めちゃったから、詳しいことはよくわからないんだけど、デイトナGMTマスター2が人気あると聞いて、不思議で仕方ないですよ。確かにいい時計であることは間違いありません。けれど、僕が若い頃は、全然人気が無い時計でした。というより、ロレックスのプロフェッショナルモデルなんて、誰も買わなかったんです。重いし、仕事には使えないと言われてね。

――昔の売れ筋って何ですか?

H:コンビのデイトジャストですよ。それこそ、30年前くらいかな、今のスポーツモデルが品不足になるのと同じくらい、飛ぶように売れました。バブルの前後の時期は、会社である程度の地位に着いたら買う時計という感じでしたね。羽振りがいい会社の人だと、デイデイトは当たり前でした。

――当時、Hさんのお店ではデイトナは扱っていたんですか?

H:扱ってましたよ。というか、問屋の営業担当が、デイトナが売れないから、デイトジャストと一緒に仕入れてくれないかと言ってきたんです。だから仕方なく仕入れてあげたような感じですね。

――今と真逆ですね(笑)。

H:今だったら、デイトナを入れるためには、相当な販売実績を積まないと無理だろうね(笑)。とにかく、ロレックスが売るのに困るほど、人気が無かった。だから、うちでは売れずにずっと残ってました(笑)。それこそ、今は数百万円のプレミアがついている6265のデイトナが、90年代半ばくらいまで残っていたんです。

――え~~~??? マジですか??

H:ずっと、あの(指さしながら)ショーケースの片隅に置かれていましたよ。最終的には地元の人が買いましたけど、3割引きにしてもいらないと言われて、4割以上値引きして売ったんじゃないかな。

――買った人が羨ましい!

H:その人は今も持ってますよ。しかも、僕に半ば押し付けられて仕方なく買ったから、ほとんど使ってないんだって(笑)。こないだも会って話したけど、あまりに値段が高くなりすぎて、余計に着けれないって言ってました。

――他にはどんなモデルを売りましたか?

H:スポーツモデルは一通り売っていますよ。サブマリーナーやGMTマスター2の4ケタ台のモデルも、20年前くらいまで残っていましたし。ミルガウスの1019も売りました。どれも今じゃレアモデルと言われているけど、ほんの少し前は普通にあったんだよね。

――Hさんはどんな時計をつけていましたか?

H:息子にあげちゃったけど、エクスプローラーの1016ですね。これは1990年頃に買ったんですが、人気が無くて在庫になっていたから、仕方なく自腹で買ったんですよ。当時、時計屋の主人が着けているモデルは、たいてい、お客さんが買わずに残った売れ残りだったんです(笑)。それが、後になってキムタクが着けて、一気にブレイクしたでしょ。

――並行店での価格が倍以上になりましたね。

H:面白いもんでさ、エクスプローラーを着けて飲みに行くと、女の子が「すごい時計を着けてる!」って寄ってくるわけ(笑)。僕は売れ残ったものを買って、着けていただけなのにさ。こんなに評価が変わるものなんだな~ と思ったね。

――キムタクさまさまですね。

H:あと、90年代初めごろに人気があったのは、レディースのコンビのデイトジャストです。これは当時、ユーミンが使っていて人気になったの。ユーミンのコンサートに行ったことがあるんだけど、ファンの人がみんな着けているんですよ(笑)。

――芸能人が着けると人気が出るんでしょうか?

H:必ずしもそうとは限らないけど、効果は大きいんじゃないかなあ。キムタク並みのカリスマが着けたら、人気ないモデルが大人気になったりするかもしれないね。

――お話を聞いていると、Hさんは本当にロレックスが好きですね。

H:もちろん。好きだから一生懸命売ったわけだからね。それに、ロレックスって時計屋からすると扱いやすいんです。とにかく故障が少ないから、クレームがほとんどない。僕は何十年とロレックスを売ったけど、クレームは数件程度。しかも日差が数秒悪いとか、そんなもんですよ(笑)。販売個数の割にはとにかくトラブルがないのが、凄いと思いますね。オーバーホールの仕上げも昔から丁寧だし、安心してすすめられるブランドでした。(ーー禁則事項ですーー)なんか、ひどかったよ! しょっちゅう壊れてクレームがあったし、返品したモデルを別の店に流したりとか、平気でやっていたんだから!

――今、ロレックスを扱えるなら、扱いたいと思いますか?

H:扱えるなら扱いたいけど、今の状況を見ると、辞めてよかったと思うよ。だって、毎日のように在庫を聞く電話がかかってきたら、対応しきれないもん。

――Hさんはデイトナをどう思いますか?

H:いい時計ですよ。四桁も五桁も、現行もとてもいい時計です。それぞれの良さがあるし。

――デイトナを投資目的で買っている人もいます。

H:ロレックスはオーバーホールもしっかりしているし、頑丈だからね。デザインも変わらないし、古いモデルも魅力的です。だから価値が落ちないし、投資になるというのは理解できますよ。でも、デイトナはこれからも価値がどんどん上がるからと言われて買うのは、ちょっと違うんじゃないかと思うけどね。昔は人気なかったんだから(笑)。

――もしかしたら、コンビのデイトジャストがデイトナの人気を抜く可能性もあるのでしょうか?

H:あるんじゃない? キムタクみたいな人が着けて、話題になったら、人気が出てもおかしくない。デイトナが不人気だった時代はデイトジャストがロレックスの花形だったわけだし、あの頃はオイスタークォーツが機械式より高かったんだよね。何十年も商売してきたからわかるけど、モノの価値なんて、時代によって変わるものなんです。

――ロレックスの人気はどうなるのでしょう?

H:どうだろうね。でも、人気のあるモデルは変わっても、ロレックスというブランド自体は支持されるんじゃないかな。僕がロレックスを凄いと思うのは、オーバーホールの体制ですよ。日本ロレックスを見に行ったこともあるけど、雇っている職人の数がとにかく多い。あんな充実した体制があるメーカーって、ロレックスくらいしかないんです。この体制が、ロレックスのブランド力を守っているんだと思う。少なくとも、ロレックスが人気なくなったら、時計業界がピンチになるでしょうね。これほどのブランドは、一朝一夕に作れるものではないからです。(談)

 

2019年2月/東京都I区の某時計店で収録

インタビュー:山内貴範 

ゼロからわかるロレックス 改訂版 (CARTOPMOOK)

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