かがり美少女の中の人ブログ

かがり美少女イラストコンテスト主催者の山内が、好き勝手なことをつぶやいています。最低最悪なクソな内容多し。今流行っている「自己責任」で読んでね( ^ω^ )。だから、たまに(いや、かなりの頻度で)嫌な感じのことを書きますが、ゆるしてニャン☆

店員の質の低下が、若者のファッション離れを招いている

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機械的な仕事しかしていない店員

ファストファッションのお店に行くと、いつも思うことがあります。

店員が機械的な仕事しかしていないのです。

客に「サイズ違いはありますか?」と聞かれて、サイズを持ってきたり。レジを打ったり。商品の陳列や品出しをしたり。すべて、将来的にはロボットが置き換えできそうな業務ばかりです。これらの仕事は、“服屋”の仕事ではありませんただの雑用です。

では、服屋の仕事とは何でしょうか。例えば、「お客様に合う服は、このジャケットと、このパンツですね」と、コーディネートのアドバイスをすることなどが、それにあたるでしょう。しかし、店内を見渡しても、ファッションの話をしている店員がまったくいません。

さらに言えば、彼らは服屋の店員ですが、服の知識がまったくと言っていいほどありません。例えば、アクリル50%、ポリエステル40%、毛10%の服を手に取り、「これは毛玉ができやすいですか?」とでも聞くと、固まってしまいます。このような一歩踏み込んだ話ができないのです。

それは、ひとえに店員がただのバイトであり、ファッションが好きなわけではないからです。

 

▼店員の質の低下がファッション離れの要因

昨今「若者のファッション離れ」を指摘している人がいました。

その原因について、「お金の若者離れだ」と、それっぽいことを言う人もいます(要は、若者は金がないので、ファッションに関心をもつ余裕がないという意味)。

しかし、高品質で低価格な服が一昔前よりはるかに増えているにもかかわらず、ファッション離れが起こっているというのは、どういうことなのでしょうか?

私は、店員の質の低下こそが、ファッション離れを引き起こしている大きな要因だと思います。

ファストファッションの企業は、本来は正社員がやるべき仕事をバイトに任せることで、高品質で低価格な商品を実現させるに至りました。一方で、バイト店員は知識が著しく低いので、アドバイスなどできませんし、しようともしません。ネットの情報以上の知識を、持ち合わせていないのです。

現に、10代の若者に話を聞くと、店員のアドバイスを受けて買うという体験をした人が非常に少ないのです。こうなると大変です。店員が頼りないなら、独学する必要があります。客は自分の感性と独断で服を選ぶ必要があります

結果、ファッションに興味のある人とない人の間に、大きな溝が生まれてしまうのです。

 

▼コーディネートで人は別人になる

そもそも、服なんて着れればなんだっていい、と考えている人もいます。話を聞くと、「自分は服のセンスがない」「自分はダサいから」と嘆く人が多かったです。

彼らは最初からファッションを楽しむことを放棄しています。では、そういう人の中に、「あなたにはこんな服が似合いますよ」と店員からアドバイスを受けたことがある人は、どれだけいるのでしょうか?

ファッションコーディネーターの柴田貴広さんは、「高級ブランドを着ればおしゃれになるのかというと、必ずしもそういうわけではない」と言います。

ファストファッションにもいい服はある。要は、組み合わせや、その人に合った服装を考えることで、いくらでも魅力的に見せることはできる」のだそうです。しかし、問題はファストファッションの店員が、自社の製品の魅力をよくわかっていないことにあります。

「センスが無いから」「ダサいから」と言っている人に限って、独断で服を選んでいます。しかし、知識がある人から適切な服を選んでもらえれば、人は別人のように変身します。服装を変えるだけで、「モテない」と嘆いていた人がみるみるモテるようになるのは、珍しくありません。

 

▼服が売れるようにするためには

ファッションは本来、楽しく、そして身近なものです。アドバイスを受けて“変身体験”を味わえば、人はファッションに興味を抱き、憧れます。

服屋の店員の仕事とは、人々にそうした夢を与えることではなかったでしょうか?

服が売れない原因は、「若者のファッション離れ」でも「お金の若者離れ」でもありません。知識の低い店員を量産しているメーカー側の姿勢に、大きな要因があると思います。

一方で、ファストファッションも悪いことばかりではありません。扱っている服の質が高く、それでいて安いのは大きな魅力です。

みんなが安い値段でファッションを楽しめる時代になったのは、企業努力の賜物といえますし、大きな功績です。あとは、アドバイスができる知識の高い店員を育てればいいと思います。今よりもっと、服が売れるようになるはずです。

 

※ 本記事は、秋田県湯沢市セレクトショップNEVERMIND」を経営し、ファッションのコーディネートなどのアドバイスを行う柴田貴広さんのお話をもとに、山内の意見や体験を交えながらまとめました。