かがり美少女の中の人ブログ

かがり美少女イラストコンテスト主催者の山内が、好き勝手なことをつぶやいています。たまに嫌な感じのことを書きますが、ゆるしてニャン☆

訂正を出さないコピペ疑惑本「日本国紀」と出版界の死

幻冬舎は死んだ

幻冬舎社長の見城徹さんは、コピペ疑惑が持ち上がっている『日本国紀』の回収や、訂正表を出すつもりは、さらさらないようである。

日本国紀

日本国紀

 

本の内容のコピペが発覚した場合、たいていの出版社はそれを絶版にするか、謝罪広告を出すものだ。

勁草書房『「創作子どもポルノ」と子どもの人権』(渡辺真由子著)は回収となり、返金対応となっている。幻冬舎よりも遥かに規模が小さい出版社だが、対応は丁寧だ。

本来であれば、幻冬舎知名度の高い中堅出版社として、他の模範となるべき対応をすべきであったが、その対応は杜撰極まりないものだ。

売って終わり。後のメンテナンスは一切しない。本を単なる消費財としてしか見做していない。読者への裏切りそのものではないか。

幻冬舎がまともな出版社でないことは明白であり、出版社としての体を成していないことがわかる。

 

▼沈黙する出版業界

日本国紀の疑惑は真っ黒と言っていいレベルである。

第5刷、第6刷で、ネット上で指摘されていた箇所をこっそりと修正しているのだから、百田尚樹さんもコピペをしてしまったという自覚はあるらしい。第1刷とまるっきり内容が変わった箇所もある。ここまで直したら、訂正表を出して当然だろう。

ところが、奇妙なことに、出版界やジャーナリズム界は見事に沈黙を守っている。宝島社と毎日新聞社が記事にしたくらいで、あの週刊文春も取り上げる気配が無い。

出版界にとっては、書籍の信頼・信用という根幹を揺るがす、自殺行為であるにもかかわらずだ。

左翼系の情報誌『週刊金曜日』は、日本国紀批判を行った数少ないメディアである。ところが、案の定、識者が感想を並べているだけの内容が薄っぺらいものであった。昨今の左翼界隈の劣化ぶりは凄まじいと感じた。

私は、安倍晋三はダメだという本も、安倍晋三が素晴らしいという本も、両方出版されて然るべきだと考えている。それが言論の自由の本質だからだ。

ただし、コピペだけは、絶対に許されてはならない

繰り返すが、書籍の信用・信頼という、根幹にかかわる問題だからである。

週刊金曜日 2018年12/7号 [雑誌]

週刊金曜日 2018年12/7号 [雑誌]

 

▼見城さんを取り巻く連中の胡散臭さ

見城さんのことを「尊敬しています!」と言っているような方々は、政治家、実業家、芸能界など、いろいろな業界に存在する。しかし、本件について、お友達と言われる方々は見事に沈黙している。

AKB48などのプロデューサーで作詞家でもある秋元康さんなどは、それこそ見城さんを諫めなければいけない立場であるはずだ。自身の歌詞をコピペして発表する作詞家がいたら、秋元さんは確実に訴えるだろう。それと等しいことを幻冬舎がやっているにもかかわらず、彼は何も言わないのだ。

見城さんと一緒に本を出している藤田晋さんも、手放しでこの本を賞賛している。

彼らは見城さんに何か言うのが怖いのだろうか?

見城さんが言うような内臓を擦り合わせる様な付き合いなど、まるで実践していない。要は、うわべだけの付き合いなのだ。

現状、見城さんに誰も本音で語っていない様子を見ると、権力に乗っかりたい連中が集まってきているだけに過ぎないと思える。見城さんの金と権力がなくなれば、離れていくのだろう。

見城さんはよく著書で“孤独”を口にする。ツイッターや755で、いろいろな人と会食している写真を載せている見城さん。きっと、自身の金と権力が無くなれば、みんな離れていくんじゃないかと、どうしようもないくらい不安で仕方ないのではないか。

きっと、孤独なのだろう。

 

▼私は見城さんをリスペクトしていた

私がこういうことを書くのは、何を隠そう、見城さんを物凄くリスペクトして“いた”からである。

少なくとも、現在、見城さんの周りに集まっている胡散臭い連中よりは間違いなくリスペクトしていたし、本の内容に書いてあったことを実践までしている。

かがり美少女イラストコンテスト」も見城さんの本を読んで感銘を受け、スタートした企画だ。例えば、「スティックポスターin羽後町」も、合計32名の作家さんに作品の感想の手紙やメールを丁寧に書くことから始まった。

「美少女イラスト入りあきたこまち」も同様だ。作家に丁寧に、丁寧に手紙を書いた。思いを込めた手紙は、見城さんが作家を口説くときに必ず行ってきたことだ。

結果、私の呼びかけに、一流のイラストレーターの方々が企画に賛同してくださった。当時の地方発の商品ではありえないほど、素晴らしい作品を描き下ろしていただけた。発売の告知を出すと、注文の電話とメールが鳴りまなくなった。

感想をしっかりと相手に伝え、相手の心を動かす手紙を書く。見城さんの本に書かれていたことを忠実にやったに過ぎないが、結果、大ヒット商品となった。確かに、圧倒的努力は報われるのである。

しかし、今の見城さんは私が憧れた人物像とはかけ離れている。権力をもつ政治家にすり寄り、粗製乱造の極みのような本を出している。謝罪から逃げている。最高にダサいおっさんである。日本の企業の悪い部分を寄せ集めたような経営者になってしまった。

 

▼今の見城徹は影武者かAIの試作品

見城さんがツイッターを始めているが、見ないようにしている。私の中の見城徹像が崩壊してしまうからだ。

おそらく、今の見城徹は、見城徹ではない。影武者が仕事をしているのだ。ひょっとすると、見城徹のAIの試作品が代理で仕事をしているのかもしれない。そうでも思わなければ、自分を納得させることができないほど、見城さんの劣化は著しい。

日本国紀の問題を仮に闇に葬ることができても、いつか強烈なしっぺ返しが来るだろう。そんな気がしてならない。

 

▼(追記)幻冬舎の本は私に影響を与え続けている

幻冬舎のことをいろいろと書いたら、知り合いから「山内さん、仕事なくなりますよ!?」と言われた。

大丈夫だ、心配ない。

幻冬舎の仕事をそもそもしていない上に、ライターの仕事がなくなっても大丈夫(というかもうオワコンだと思っているので来年にも撤退するつもりだ)なように、いくつも仕事を並行して手掛けているのだ。無収入になることはあり得ない体制にしてある。

これもまた、幻冬舎から出ているホリエモンの本『多動力』に書いてある内容の実践だ。今を時めく編集者・箕輪厚介さん(この人も『日本国紀』の問題にはダンマリを決め込んでいる)が手掛けた本だ。

私は多動力を実践している。現在、肩書きが5個以上ある。仕事にしていないのも含めると10個くらいあるだろう。どれかが潰れても別にことをやればいい。だから全然心配していないのだ。

多動力 (NewsPicks Book)

多動力 (NewsPicks Book)

 

なんだかんだで、幻冬舎の本は私に影響を与えているのだ。おそらく、幻冬舎の本を絶賛している大半の人より、私の方が本の中身を理解し、実践していると思う。