かがり美少女の中の人ブログ

かがり美少女イラストコンテスト主催者の山内が、好き勝手なことをつぶやいています。

漫画家のサイン色紙、不要になったらどうすればいいのか?

私は、嫁が漫画家であるとともに、漫画家やイラストレーターのサイン色紙の収集家である。そのため「まんだらけ」のホームページや、「ヤフオク!」などのオークション、フリマサイトのチェックは欠かせない。

昨今、漫画家やイラストレーターのサイン色紙が出品されると、売るな!」「転売屋だ!」と非難する人がいる

そういう人に質問なのだが、飽きたら捨ててしまえばいいとでもいうのだろうか?

それとも、誰かにタダであげればいいのだろうか? 

捨てるのは論外だ。貴重な作品が失われることになってしまう。タダであげたとしても、あげた相手が転売するかもしれない。欲しがるような相手が近所にいることは稀だし、ネットで募るのも手間だ。「本当に愛しているファンのところにタダで渡ればいいのでは」と言う人がいるけれど、相手の本心なんて、そう簡単にわかるはずがない。わかる人はエスパーだろう。

結局はオークションやフリマサイトに出したり、「まんだらけ」などのショップに売るのが手っ取り早いのである。

したがって、このブログのタイトルの質問に対する答えは、売れ!というのが正解といえる。

マニアの世界は、なんだかんだでお金がものをいう世界だ。本当に欲しい人はきっちりとお金を出す。そして、お金を出した人は品物の価値をわかっているから、大事にする。適切な管理がされるし、品物の寿命を延ばすことになるのだ。

ピカソにしても、ルノワールにしても、古今東西の芸術家の作品が残ってきたのはなぜだろうか。オークションなどで売買する仕組みがあり、しかも盛んに取引が続けられてきたためである。

「飽きるくらいなら入手するな」と言っている人がいたが、バカじゃないかと思う。特定の漫画やアニメのファンを、5年、10年以上熱心に続ける人は稀だ。浮気性で“俺の嫁”がひっきりなしに変わることは、たくさんの作品に触れているオタクであれば当然である。魅力的なタイトルが出てくれば、過去の作品への情熱は失われていく。

「ONE PIECE」や「ドラゴンボール」のようなビッグタイトルを除き、大半の作品は1年もたたないうちに消費され、飽きられていくのだ。それでも、ファンを長く続ける人は確実に存在する。売買を経て、そうした愛好家のもとにグッズや色紙が渡れば、品物にとっても幸せといえるのではないか?

私は、漫画家の原画やサイン色紙は芸術品であると考えている。手塚治虫氏の原画が海外のオークションで3500万円で落札されたと話題になったが、世界の文化に与えた影響力から考えると、安すぎると考えている。そもそも、「まんだらけ」や神田神保町の漫画専門書店に行けば、手塚氏のイラスト入りサイン色紙や原画が100万円以下で買えるのだ。繰り返すようだが、安すぎる

漫画文化は日本の芸術として評価が高い。しかし、評価されているのは本やアニメのような完成品に対してだろう。原画に対しての評価は十分に定まっておらず、二次流通のマーケットができあがっていない

もっともノウハウを持っているのは「まんだらけ」だが、それに比肩するオークションを主宰する企業が見当たらないのだ。

国内に早急な整備が必要だろう。そうしなければ、海外にどんどん漫画家の原画やサイン色紙が流れてしまい、江戸時代の浮世絵のようになってしまうことが危惧される。国内にマーケットが生まれ、適切に売買がなされることで、作品の散逸を防ぎ、後世に引き継ぐことに繋がると私は考えている。

 

※ 長くなったので、次に続きます。

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 ↑ 最近、仕事でちばてつや氏からサインとイラストを描いていただいた。私は仕事柄、漫画家のインタビューが多い。また、嫁が漫画家であるのだが、一流の漫画家の原画を間近で見ることは彼女にとってもプラス効果が大きいのだ。