かがり美少女の中の人ブログ

かがり美少女イラストコンテスト主催者の山内が、好き勝手なことをつぶやいています。

1980年代、ロレックス復活の要因は近江神宮にあった・・・のかも?

滋賀県大津市にある「近江神宮」は、時計業界との結びつきが強い神社として知られています。それは、神社の祭神が天智天皇であるためです。

なぜ、天智天皇が時計とゆかりがあるのでしょうか。それは、天智天皇が、水の流れで時刻を報せる“漏刻”という時計を設置した人だからです。この漏刻が鐘鼓を打った日(671年4月25日)がいわゆる“時の記念日”で、太陽暦に直した6月10日と定められています。

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で、境内には時計メーカーが奉納した様々な品物を見ることができますが、注目に値するのはロレックスが奉納した“火時計”でしょう。

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この火時計、たぶん世界に1つしかない、ロレックスの超レアモノといえるでしょう。サテ〇ドールさんとかが鑑定したらおいくらになるのかな・・・とか思ってしまいますが(笑)。

銘板には1979年の時の記念日(6月10日)に設置されたとあり、「ロレックス時計会社(スイス・ジュネーブ)より日本の皆様へ贈る」と記されています。

この時期、ロレックスをはじめスイスの時計業界は、苦境に陥っていました。1969年に日本のセイコーによって世に送り出されたクォーツ腕時計が席巻し、昔ながらの機械式腕時計が売れなくなっていました。

いわゆる“クォーツショック”で、スイスで働いていた時計職人の多くが失業しました。

ロレックスも例外ではなく、非常に調子が悪かった時期と思われます。

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ところが、1980年代から徐々に機械式腕時計の手仕事の魅力が見直され、90年代には見事に復活を遂げます。まさにロレックスが近江神宮に火時計を奉納した後、スイスの時計業界の逆襲が始まりました。

現在、ロレックスはApple watchに抜かれはしましたが、売上高では国内メーカーに大差をつけて世界屈指の規模になっています。

そう考えると、近江神宮の“御利益”があったのかな・・・? と思ってしまいました。

時計業界の方々は、ぜひ一度は訪れて、ご祈祷などを受ける価値はあると思います。

 

ゼロからわかるロレックス 改訂版 (CARTOPMOOK)

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