かがり美少女の中の人ブログ

かがり美少女イラストコンテスト主催者の山内が、好き勝手なことをつぶやいています。たまに嫌な感じのことを書きますが、ゆるしてニャン☆

かがり美少女では「萌え」は厳禁です!!

「かがり美少女イラストコンテスト」を始めた時から一貫しているのが、「萌え」という言葉を絶対に使わない、ということです。

当時、「電車男」の影響で「萌え」という言葉がブームになっていました。「フィギュア萌え族」という言葉を使って、オタク叩きをするどうしようもないジャーナリストもいました。秋葉原の風景を撮影して、美少女イラストを見たタレントが「気持ち悪い~」とか言っている映像も流れていました。

僕は、こうした一連の報道に違和感を持っていました。既に述べていますが、僕は美少女イラストが描けるおかげでクラスの和に入っていけたのです。高校時代にも絵を描いていましたが、「キモイ」と言われたことは一回もありませんでした。

一連のマスコミの報道などを聞いていて、疑問に思ったのが、「少女漫画の絵と美少女ゲームの絵って、一般の人は見分けることなんてできるのか?」ということです。

建築を例に見てみましょう。法隆寺羽黒山、東寺の五重塔は建てられた年代も建築様式も異なります。しかし、一般の人が見たら見分けなんてつかないでしょう。

それと同じで、カードキャプターさくら」のさくらちゃんと、「シスタープリンセス」の可憐ちゃんの絵を並べて、「どっちが少女漫画の絵で、どっちが美少女ゲームの絵でしょう?」と問題を出したら、おそらく一般の人は違いがわからないのではないか。区別ができるのは、オタクで、知識がある人だけです。

そもそも、少女漫画と美少女ゲームの絵を区別する、様式のようなものはありません。じゃあ、どうやって一般の人は区別するのか。僕は、「萌え」「秋葉原」のような枕詞や説明によって、少女漫画と美少女ゲームの絵の区別をしているのではないか・・・と考えたのです。

そこで、愛知大学社会学のゼミの中で、「『萌え』という言葉を使わなければ、美少女イラストは一般の人に受け入れられるのではないか?」という発表をしました。それをさっそく、コンテストの中で実践してみたのです。

この試みは成功でした。「めんこい(かわいい)絵だ」「子どもが好きな絵だ」と、地元のおばあちゃんが喜びながら美少女イラストを見ていました。

「萌え」「秋葉原」のような説明が無ければ、多くの人にとって美少女イラストはごくごく普通のかわいい絵でしかないのです。武蔵大学教授の千田有紀さんのように余計な知識や思い込みがあれば、偏見に満ちた目で美少女イラストを見てしまいます。ところが、何も知らない純粋な目で見てもらえれば、美少女イラストは広く受け入れられるものなのだと実感したのです。

当時、こうした視点で美少女イラストの企画に取り組んでいた人は、ほとんどいなかったと思います。「かがり美少女イラストコンテスト」は、現在に至るまで、美少女イラストに対する新しい視点を提示できたと思っています。

 

町おこしin羽後町―美少女イラストを使ってやってみた

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