昨今、千田有紀さんという武蔵大学の社会学科のえらい人が、バーチャルYouTuberのキズナアイをほとんど印象論で語っていてプチ炎上状態になっています。
実は、僕も社会学をそこそこ齧っています。そんな僕が見ても、千田さんはほとんど学問とは呼べないような意見を連発していて、とても研究者とは思えません。本件で社会学に対するイメージが失墜しそうで、悲しいです。
さて、僕はもともと理系志望でしたが、大学受験で失敗して、愛知大学文学部の社会学科に入学しました。で、大学も社会学も壊滅的に面白くなくて、ほとんど大学に行かなくて中退しているのですが、ゼミだけはまあまあ面白かったです。
で、かがり美少女イラストコンテストで重視している「『萌え』という言葉を使わなければ、美少女イラストは一般の人に受けるのでは?」というアイディアは、何を隠そう、私が社会学のゼミで発表した仮説なのです。それを在学中に実現したのが第1回目のコンテストです。
もうオワコンになっていますが、当時は「電車男」というクソつまんない本やドラマが流行っていました。オタク=キモイ・モテないみたいなイメージがマスコミによって語られていたり、美少女イラストの分析もされていました。で、社会学のゼミの中でもオタク論的な話題が結構出ていました。
僕はオタク=キモイ・モテないというイメージに、すごく疑問を持っていました。僕ですら普通に彼女がいましたし、むしろ自分の高校ではオタク的な人はリスペクトの対象だったのです
さらに、僕は美少女イラストの描き方を女の子に教えてもらって、そのおかげで友達ができたので、いわゆる「電車男」で語られるようなオタク像とは違う人生を送っていたのです。
(続く)