かがり美少女の中の人ブログ

かがり美少女イラストコンテスト主催者の山内が、好き勝手なことをつぶやいています。たまに嫌な感じのことを書きますが、ゆるしてニャン☆

大学時代、白川郷の茅葺き民家を見てショックを受けた

「埋もれている資源の発掘」は、かがり美少女イラストコンテストの第1回目からのテーマです。

僕が羽後町で何かやろうと思ったきっかけの一つが、大学時代の岐阜県白川郷への旅行です。2004年頃、初めて白川郷に降り立った時、なんでこんなぼろくてきったねー家が世界遺産なんだとショックを受けました。

とにかく、まっっっっったく感動できない。そこで、歩いている旅行者に「なんでこんな村が世界遺産なのか?」と聞いたら、「昔懐かしくていい風景じゃない」「あなたは何もわからないのね」と返されてしまいました。

僕が感動できなかった大きな理由が、茅葺き民家なんて、羽後町でふつうに見かけるものだったからです。2004年当時、町全体でも100棟くらいは茅葺き民家があったようです。

しかし、町内では茅葺き民家は単なるぼろい家であり、ほとんど見向きもされていませんでした。まわりの大人も汚い家だと馬鹿にしていました。「建て替えできる金がない人が住んでいる家だ」という声を、何回聞いたかわかりません。

同じ茅葺き民家なのに、羽後町は観光地にまったくなっていない、けれども白川郷世界遺産。この差は何なのだろうと、考えるようになりました。調べているうちに、羽後町の茅葺き民家は東北地方屈指の量と質があり、「埋もれている資源」なのだと理解できたのです。

こうして、地元にある資源を何とかして発信できないかと考え、「かがり美少女イラストコンテスト」へと繋がっていったのでした。

現在、羽後町は茅葺き民家の価値が見直され始めています。実際に茅葺き民家の住人である書店「ミケーネ」店主の阿部久夫さんの提案により、公費で茅葺き職人の育成なども行われるようになりました。

また、茅葺き民家が多い田代地区が、土方巽細江英公の奇跡のコラボによって生まれた写真集「鎌鼬」ゆかりの地であることから、「鎌鼬美術館」が整備されました。徐々に観光コースが生まれています。今でも茅葺き民家に対して否定的な町民は少なくありませんが、15年前とは、見る目が大きく変わってきていると感じます。

 

鎌鼬(普及版)

鎌鼬(普及版)

 

 

 

鎌鼬

鎌鼬