かがり美少女の中の人ブログ

かがり美少女イラストコンテスト主催者の山内が、好き勝手なことをつぶやいています。最低最悪なクソな内容多し。今流行っている「自己責任」で読んでね( ^ω^ )。だから、たまに(いや、かなりの頻度で)嫌な感じのことを書きますが、ゆるしてニャン☆

ロレックスを扱えなくなった地方時計店の想いを、都市部の店員は理解してほしい

僕はスイスの時計のイベントには行ったことがありませんが、47都道府県の主要な時計店はほぼ訪問しています。

その経験からいろいろ書かせていただきます。

都会のロレックスの正規店を巡っていると、嫌な思いをすることがかなりあります。特に、百貨店に多いです。いわゆる“デイトナランナー”の皆さんなら、よく直面することだと思います。

店員の態度が悪い、めんどくさそうに対応する、さらには時計の型番を平気で間違える(これは本当に多い!)などなど、とても高級品を扱うお店とは思えないような対応をされた人は多いのではないでしょうか?

確かに、店員さんの気持ちもわかります。毎日のように「デイトナありませんか?」と電話や来客があり、さらには実際にはバックヤードにデイトナがあるのに外商に回さないといけないので「在庫を切らしています」と、一般客にをつかないといけない。とても、まともな神経ではできません。こんな毎日を続けていたら、病むよね。

しかし、です。地方の時計屋さんは、ロレックスを扱いたくても扱えなくなった店がたくさんあるのです。

「ロレックスを売れるなら、今すぐにでも売りたい」

「並行店には負けないし、百貨店にだって負けない」

時計屋さんの店主のそんな声を、僕は何回も聞いてきました。

しかし、メーカー側が提示するように、相当な在庫数を持ち、売上実績を作り、指定の什器を使って店舗を改装しなければ、販売そのものができないのです。それでいて、正規店は通販ができない。

だから、資本力に劣る中小の時計店では扱えませんし、秋田県のように人口が少ない地方では、販売そのものが成り立たないのです。実際、東北地方ではロレックスの正規店はなんと宮城県仙台市の「藤崎」しかありません。

青森県の金正堂、秋田県の小野時計店、岩手県道又時計店・・・有名な時計店はすべて、取り扱いを辞めてしまいました。

人口10万人以下の地方で正規店を続けているのは、三重県の奥〇計店だけです。この“三重の名店”が間違いなく日本一のロレックス正規店であるのは愛好家にはよく知られていますが、残っているのが奇跡ですらあります。

みんなロレックスが好きなのです。しかし、好きなのに、売りたいのに、扱わせてもらえない。お店として、これほど悔しいことはないでしょう

百貨店の正規店の店員さんは、そういう地方店の想いを、わかっているのでしょうか?

たぶん、わかっていないでしょう。

現在、百貨店などの正規店に勤務している店員で、地方の元正規店だった時計屋に行ったことある人なんて、そうそういないでしょう。そもそも、新卒で入った人は、ロレックスの正規店がかつては地方にいっぱいあったことすら、知らない人もいるかもしれません。

ある並行店の方がこう言っていました。

「ロレックスの正規店の店員なんてバイトでもできる

「ぶっちゃけ店員要らない。自販機でいい。ボタン押して、デイトナ出てきたらいいじゃん」

デイトナさえ売ってくれれば、店なんかどこだっていい。店員の接客なんか見て、買ってないでしょ?」

・・・これは極論かもしれませんが、僕も時折そう思ってしまうほど、杜撰な対応をよく目にします。

話を変えましょう。

岐阜の「岩〇時計舗」の長〇川さんは、時計に関するブログで有名です。僕は一度、お店でお話をさせていただきました。ご本人は“ダメ社員”と自称していますが、大変に時計に詳しい方で、膨大な知識と情報を持っておられます。

接客も素晴らしい。その証拠に、県内で年間ナンバーワンの売り上げを作ったこともあり、お店の展示会では4日間で30本ロレックスを売るなど、相当な販売能力のある方です。

長〇川さんもまた、ロレックスを売りたいのだけれど、上記のような事情で売れなくなってしまった方です。

そんなこともあって、ブログでロレックス(製品というより企業や問屋の姿勢)を叩きまくっていますが、実際はすごく愛情を持たれているのです。そんな長〇川さんのブログを見ると、なぜロレックスの正規店の店員がいまいちなのか・・・ という事情がわかります。

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もし、今、長〇川さんにロレックス売らせたら、相当に凄いだろうなあと思います。

そして、地方の時計店の今後についても、示唆に富んだ発言をしています。

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繰り返します。

都市部のお店の店員さんは、地方の時計屋さんの想いを汲んで、頑張っていただきたいと切に願います。

 

 

ゼロからわかるロレックス 改訂版 (CARTOPMOOK)

ゼロからわかるロレックス 改訂版 (CARTOPMOOK)

 

 

腕時計を気軽に楽しんでもらえるように、地元で布教活動をしています

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腕時計をしていない人が増えました。今の時代、腕時計はまったくもって生活必需品ではありません。時間を知りたければスマホがあります。そして、スマホの時計は極めて正確です。

しかしながら、腕時計はとても楽しい趣味です。身に着けて楽しい、集めて楽しい、コレクションしたものを外に持っていける。会話のツールになる。こんな面白い品物はなかなかありません。

そこで、僕は子どもの頃から腕時計に親しんでもらいたいという想いから、羽後町の中学生に、羽後町のミナセやオリエントスターはもちろん、ロレックスやランゲ&ゾーネなどの腕時計を触ってもらい、その魅力を伝える“布教活動”を行っています。

羽後町では時計屋さんがどんどんつぶれてしまっていますので、こうした腕時計に触れる機会は極めて少ないです。だからこそ、実機を触ってもらうことは重要だと考えています。

本格的に腕時計を選びはじめるのは、ある程度大人になってからです。しかし、昨今は上司が部下に腕時計を買わせるような儀式は、あまり行われなくなっていると聞きますし、場合によってはそれがパワハラになるそうです(汗)。

一方、「GOETHE」などの金持ち向け雑誌を見ると、腕時計を着けて闘争心に火をつけろとか、ものすごく肉食系っぽいフレーズばかり並んでいます。

もちろん、そういう発信の仕方もいいと思いますし、実際に僕自身も腕時計を着けることでモチベーションアゲアゲになる効果を実感しています。けれども、僕はもっと気軽に、腕時計を楽しむライフスタイルを提案していきたいと考えています。

だからこそ、中学生への布教が重要です。中学生は多感な時期です。彼らは簡単に腕時計を買うことはできないかもしれません。しかし、この時期にいい腕時計を触ったりした経験が、未来に生きてくるのでは・・・と期待しているのです。

10年後とかに、

「そういえば中学生のときに腕時計に触ったな」

「お金が入ったから時計屋さんに行ってみようかな」

・・・と思ってくれる人が1人でも出てきたら、時計ヲタ冥利に尽きますね。

そして、ぜひ、沼にはまっていただきたいと思っています(笑)

ルイヴィトン モノグラムエクリプス のウォッチケースを作ってみた!

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1年待ってようやく納品されました。

ルイヴィトン モノグラムエクリプス のウォッチケース「コフレ 8 モントル」です。

発注をかけたのが2017年11月、完成が2018年11月ですので、まる1年かかった計算になります。長かった・・・

ルイヴィトンで自分好みの製品を作ってもらえるサービスを、スペシャルオーダーといいます。特別な顧客しかできないイメージですが、一見さんでも頼めるようです。某オレンジのブランドと違って、そこまで敷居の高いサービスではありません(と聞いていますが、いろいろ諸条件があるようですので、気になった方は詳しくはお店で聞いてください)。

代金は前金制で、50%ずつか、一括で払います。

納期に関しては「1年」とざっくり伝えられます。けれども、早いときは半年ほどで仕上がるようです。前回、僕が嫁さんにジュエリーケースをつくったときは、だいたい10か月くらいで完成しました。

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↑ 結婚するときにオーダーしたルイヴィトンのジュエリーケース。通常のモノグラムで、内側の生地を紫に変更した仕様です。

 

このときはルイヴィトンのトランクのフェアがあったタイミングで、日本からオーダーがかかりすぎて製造が遅れたといいます。それでも1年以内で収まりました。

今回の僕のウォッチケースが1年かかったのは、極めてイレギュラーなオーダーだったためでした。

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↑ 2016年に誕生したモノグラムエクリプスは、通常だと内側がグレーがかった色の生地を使っています。このボックスは緑色に変更しています。これはロレックスを8本入れるケースを想定したもので、同社のブランドカラーが緑色であるためです。

 

2017年8月頃、ルイヴィトンで担当のM氏から「山内さんもトランクを作りませんか」と提案がありましたが、正直、僕はあんまり乗り気ではありませんでした。

僕はルイヴィトンの製品をファッションアイテムとしてではなく、ビジネスに使う目的で買ってきました。頑丈で実用的で機能的だからです。趣味的なものは買おうと思っていませんでしたし、箱に入れたいものなんて特になかったため(笑)、はじめは軽く聞き流していました。

ところが、ウォッチケースがあることを知って気持ちが一変、猛烈に作ってみたいと考えるようになったのです。

僕の数少ない趣味が腕時計です。元来のオタク気質ですので、コレクションはかっこよく並べてみたい。それまでビッグカメラで5000円で買ったウォッチケースに収納していましたから、もっと良いケースに入れたいと思いました。

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9月頃にモノグラム柄のウォッチケースのサンプルを取り寄せてもらい、僕が持っている時計(ロレックス×6、グランドセイコー×2)を入れてみました。すると、想像以上に風格があってかっこいい。

これなら、サンプルをそのまま買ってもいいかなと思ったのです。

M氏とそんな話をしていると、時計好きとして知られるスタッフT氏が「山内さんはロレックスがお好きですから、生地を緑にしてはどうですか?」と提案してきました。

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シミュレーションしてみたところ、お~~~ これはなんかいい、しっくりとくる! ルイヴィトンとロレックスのコラボモデルっぽくなった点も気に入りました。

いろんな時計を入れるより、「ロレックス専用」とした方が明快です。

で、僕は出たばかりのモノグラムエクリプスで作ったら、もっと特別っぽくなると思ったのです。

このとき、モノグラムエクリプスは通常のスペシャルオーダーのラインに存在しませんでした。けれども、M氏に1ヶ月くらいかけて調べてもらい、イレギュラーだけれども制作できると回答をもらいました。

1ヶ月もかかったのは、ルイヴィトンの中でもモノグラムエクリプスの色違いをオーダーした前例がないため、作っていいかどうかの話し合いがあったようです。

まあ、とにかくできるということだったので、11月に正式に発注をかけたのです。もちろん費用は前金で一括です。某雑誌の原稿料が全額消えました(爆)。爆死です。

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M氏によれば、トランクのイベントも当面ないので、半年くらいでできるのではということでした。ところが、待てども待てどもできあがってくる気配がない(笑)。

僕は2018年7月の「かがり美少女イラストコンテスト」で、このウォッチケースを使って賞品の時計を展示しようと思っていたのですが、間に合いませんでした。

M氏ががんばって調べてくれました。すると、今度はパリのルイヴィトンの本部と、日本のルイヴィトンの間で、モノグラムエクリプスの色違いを作っていいかどうかという議論がなされたようです。

僕は「ただ生地の色を変えるだけじゃん!!!!!!」と思ったのですが、ブランド側としてはイメージに合わない製品を出すのはダメ、しかもまだモノグラムエクリプスは出たばかりのラインなので、作った前例がない・・・ということで大いに揉めたようです。

でも、幸いにも承認が出て、制作にかかることができたとのことでした。

↓ 工房の内部はこんな感じです。

「ルイ・ヴィトン」のアトリエに潜入、ヴィトン家5代目にインタビュー - YouTube

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それにしてもですよ、王侯貴族やセレブや芸能人のオーダーであるならまだしも、僕ごときの思い付きのオーダーでここまで真剣な議論が交わされるのです。

どう考えても、時間をかけすぎです。金額的にも採算が合わないでしょう。けれども、ルイヴィトンは自社の製品として恥ずかしくない製品を作らねばならないと、真剣に考えていることがわかりました。

ルイヴィトンのモノづくりに対する真面目すぎる姿勢を強く感じました。

納得いくものでなければ作らない。どんな顧客からの要望であっても、クソ真面目すぎるほど真面目に対応する。こういう姿勢を創業以来貫いてきたことが、ルイヴィトンが高級ブランドとして世界中に認知されている大きな要因だと思います。

こういう姿勢は、日本の伝統工芸やモノづくり企業がもっとも学ばねばならないこと、といえるでしょう。

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11月2日、工房から発送されたと連絡があり、数日後にようやく届いて、お披露目会を行いました。

時間はかかりましたが、感無量です。ぬいぐるみを入れてもとてもかわいらしく、製品の完成度の高さに感嘆しました。

さて、僕は贅沢をするキャラでもないので、当面はこのような立派なものを買うことはないでしょう。

けれども、腕時計好きとしてとてつもなく欲しいのが、パテックフィリップの時計です。ゆくゆくは8本揃えて、次はパテックカラーで作ってみたいと思いました。そもそもパテックを8本揃える日がくるのでしょうか? けれども、僕はオタクですので、物欲には忠実です。夢は意外と想っていれば叶うのではないかと、信じています。

ルイヴィトンのスペシャルオーダーは、そういった夢を持たせてくれる品物であることは間違いありません。

最後になりますが、制作する機会を与えてくださったルイヴィトンのM氏とT氏をはじめ、M氏から引き継いだK氏、トランク担当のプロフェッショナルI氏、そしてこのひとつの製品が生み出されるまでに多くの人の努力があったものと思います。貴重な体験をさせてくださった多くの方に、お礼を申し上げます。

 

町おこしin羽後町―美少女イラストを使ってやってみた

町おこしin羽後町―美少女イラストを使ってやってみた

 

 

漫画家のサイン色紙、不要になったらどうすればいいのか?

▼漫画家の色紙が不要になったら?

私は、嫁が漫画家であるとともに、漫画家やイラストレーターのサイン色紙の収集家です。そのため「まんだらけ」のホームページや、「ヤフオク!」などのオークション、フリマサイトのチェックは欠かせません。

さて、昨今、漫画家やイラストレーターのサイン色紙が出品されると、売るな!」「転売屋だ!」と非難する人がいます

聞けば、最初から転売目的で、漫画家に色紙を描いてもらったりする(しかも無償で)人もいるようです。それは言語道断です。その一方で、純粋なファンが作品に飽きてしまい、手放す例もたくさんあります。

非難する人に質問です。

ファンが作品に飽きたら、その色紙、どうすればいいのでしょうか。

捨ててしまえばいいとでもいうのでしょうか?

それとも、誰かにタダであげればいいのでしょうかか? 

捨てるのは論外です。貴重な作品が失われることになるからです。タダであげたとしても、あげた相手が転売するかもしれません。欲しがるような相手が近所にいることは稀だし、ネットで募るのも手間です。

 

▼お金がすべてを解決する

「本当に愛しているファンのところにタダで渡ればいいのでは」と言う人がいますが、相手の本心なんて、エスパーでもなければ、簡単にわかるはずがありません。

結局はオークションやフリマサイトに出したり、「まんだらけ」などのショップに売るのが手っ取り早いといえます。

したがって、このブログのタイトルの質問に対する答えは、売れ!というのが正解なのです。

ピカソにしても、ルノワールにしても、古今東西の芸術家の作品が残ってきたのはなぜでしょうか。オークションなどで売買する仕組みがあり、しかも盛んに取引が続けられてきたためなのです。 

マニアの世界は、なんだかんだでお金がものをいう世界です。本当に欲しい人はきっちりとお金を出す。そして、お金を出した人は品物の価値をわかっているから、大事にします。適切な管理がされるし、品物の寿命を延ばすことになるのです。

 

▼作品に飽きるのは普通のことだ

「飽きるくらいなら入手するな」と言っている人がいました。

バカですね。

特定の漫画やアニメのファンを、5年、10年以上熱心に続ける人は稀です。

オタクに限らず、人は浮気性です。“俺の嫁”がひっきりなしに変わることは、よくあることなのです。魅力的なタイトルが出てくれば、過去の作品への情熱は失われていくのが、自然だと思います。

「ONE PIECE」や「ドラゴンボール」のようなビッグタイトルを除き、大半の作品は1年もたたないうちに消費され、飽きられていくのです。

それでも、特定の作品のファンを長く続ける人は確実に存在します。売買を経て、そうした愛好家のもとにグッズや色紙が渡れば、品物にとっても幸せといえるのではないでしょうか。

 

▼マーケットを整備することが文化を守る

漫画文化は日本の芸術として評価が高いとされます。しかし、評価されているのは本やアニメのような完成品に対してです。

私は、漫画家の原画やサイン色紙もまた、優れた芸術品であると思います。手塚治虫氏の原画が海外のオークションで3500万円で落札されたと話題になりましたが、世界の文化に与えた影響力から考えると、安すぎると考えています。

海外ではディズニーのセル画が芸術品として売買されているのですが、肝心の日本では原画に対しての評価は十分に定まっておらず、二次流通のマーケットができあがっていません手塚治虫の版権を管理する手塚プロダクションも、原画の鑑定は行っていません。

国内にマーケットの早急な整備が必要です。そうしなければ、海外にどんどん漫画家の原画やサイン色紙が流れてしまい、江戸時代の浮世絵のように気づいた時には国内では入手できない・・・という事態を招くことが危惧されます。

適切に売買がなされることで、作品の散逸を防ぎ、後世に引き継ぐことに繋がると私は考えています。

 

※ 長くなったので、次に続きます。

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 ↑ 最近、仕事でちばてつや氏からサインとイラストを描いていただいた。私は仕事柄、漫画家のインタビューが多い。また、嫁が漫画家であるのだが、一流の漫画家の原画を間近で見ることは彼女にとってもプラス効果が大きいのだ。

 

 

渋谷のハロウィンを中止せよ! という考えは危険だ

前回、渋谷のハロウィンの件についてブログに書いたら、意外とアクセス数が増えていて驚きました。

ツイッターを見ると「ハロウィンを中止させろ!」といった具合に、強い正義感をあらわしている人が多くてびっくりです。ものすごくみんな真面目なのだなあと思いました。

前回のブログに書いたように、ほんの20年前くらいまで(というかもっと最近かもしれない)、日本のお祭りはかなりひどいものでした。セクハラ、痴漢、酒がらみの犯罪レベルの行動など普通でしたし、大きなイベントやお祭りとなれば暴走族や暴力団がらみの喧嘩も絶えなかったのです。

プロ野球球団(私はこの球団のファンなので伏字にしておく)が1985年に優勝したときの暴動っぷりを覚えている人も多いことでしょう。民衆がカニ料理店の看板を破壊したり、某フライドチキン店のオッサンの像を川に放り込んだりして、地域一帯が無法地帯と化したのです。

日本人はイベント好きです。そして、集団になるとめちゃくちゃなことをするのは、昔からよくあったことなのです。

しかし、自治体や運営団体が規制に動いた結果、目立った問題はほとんど起きなくなっています。渋谷でトラックを横転させたり、お店に迷惑をかけた奴らは多いに問題があるし許されないことだけれど、一昔前のお祭りと比べたらぜんぜん緩いレベルといえます。それだけ、日本が平和で健全になった証拠といえるかもしれません。

さて、渋谷のハロウィンの参加者に問題ある人はいるに違いありませんが、全体からするとごくごく一部です。ほとんどの人は健全にハロウィンを楽しんでいます。一部に問題があるから中止せよ、という考えは極めて危険です。

例えば、こんな例があります。

日本大学の偉い人が問題を起こしたら、何にも関係のない学生をせめる人がいた。

・一部の韓国人が慰安婦像を設置したところ、韓国人みんなが反日で日本の敵だと決めつける人がいた。

・一部のオタクが性犯罪を犯したら、オタク文化を取り締まりましょうと騒ぐ人がいた。

渋谷で暴動が起きたからハロウィンを中止せよと騒ぐのは、こうした極端な行為とほとんど変わらないということは、理解しておくべきでしょう。

私が開催する「かがり美少女イラストコンテスト」だって、仮に一部の参加者がトラブルを起こしたら「中止しろ」と言われるかもしれません。最近は臭い物に蓋をする風潮があるから、何か問題が起きると主催者は及び腰になって、イベントそのものをなくしてしまう例が少なくないのです。

マスコミは問題を起こした人を誇張して、面白おかしく報道します。例えば、成人式でバカ騒ぎする奴らばかりが目立つせいで、「荒れる成人式」と報道されますが、ほとんどの成人が大人しくしているのは言うまでもないことです。

ハロウィンもこれと同じで、一部のバカ騒ぎしている人たちによってイメージを悪く伝えられているに過ぎません。

そして、ふだんマスコミ嫌いな人に限って、自分に都合の良い情報にはまんまと乗せられてしまう傾向が強いです。若者批判をしたい人、パリピが気に食わない人などが、ここぞとばかりに正義感を発揮してハロウィン叩きに走っているのです。

繰り返します。確かに渋谷のハロウィンに参加する一部の奴らには、問題がありすぎます。私はそういう調子に乗りまくった連中は嫌いですし、大いに反省を促したいと思います。

だからといって、イベント全体を中止せよ、みたいなことは言うべきでないですし、するべきではありません。こういったみんなで楽しめて集まれるイベントは、ストレス社会と言われている現代の日本にこそ必要なのです。

 

 

ハロウィンで暴れた人を擁護するつもりはないけれど

渋谷のハロウィンで暴れた人を擁護するつもりはまったくありませんが、かつて地方のお祭りなんかはこれよりも酷いのはいっぱいありました。

どことは言いませんが・・・

・盆踊りの踊り子さんをナンパして、そのまま神社の裏でみんなで(以下略)

・大晦日に行われる某行事では家の中を破壊しまくって、お風呂に入っている女の子を引きずり出したりとか(以下略)

これらの行為は、今では到底容認されないことです。それがかつては無礼講として、お祭りの日だけは黙認されていました。ある程度、そういった行為を許す社会があったということでしょう。

最近はSNSの発達で一億総監視社会となり、ちょっとでも悪いことをしたらすぐに叩かれてしまう時代になりました。その結果、少年犯罪も減少していますし、ほんの20年、30年前と比べても極めて安全な社会になりました。

しかし、その一方でストレス社会といわれ、病んでいる人はたくさんいます。それは、ストレスのはけ口を失っているためなのではないでしょうか。

現代にこそ、何らかの形でガス抜きをする場って必要な気がします。もちろんいきすぎはNGだけど、ストレスを思う存分発散できる場をつくるべきでしょう。

繰り返しますが、僕は渋谷のハロウィンで暴れた人を擁護するつもりはありませんので、そこのところ、誤解しないでいただければ幸いです。

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講演会マニアには凄い人はいない ~地域おこしの秘訣は「行動を起こす」こと

僕は、羽後町の「かがり美少女イラストコンテスト」の主催者としてそこそこ知られているので、講演会の講師をやりませんかとたまに声がかかる。しかし、最近は条件がよほどよくない限りは断っている。

理由は簡単で、講演会なんてやる意味がまったく無いと感じたからだ。

地域おこしにかかわっている(かかわろうとしている)人には、“講演会マニア”のような人が、本当に、本当に、本当に多い。

僕のところにも、「〇〇先生の講演会を聞いてきました!」と言ってくる人がいる。さらには「〇〇先生の講演会にいつも行っています!」「〇〇先生と名刺交換をしました!」と自慢げに語ってくる人もいる。

はあ?

だから何なのだ

講演会なんて、ただの勉強会ではないか。それに出たことを自慢する意味って、よほどの暇人か、いったい何なのだろう。学校の授業に出席したことを自慢する奴なんていないじゃないか。だから僕は、そんな自慢話をされても、基本的にスルーする。

講演会マニアは、講演会に出て、講師に自分自身を重ね合わせる。そして、自分が何か大きなことをやったかのように錯覚するのだ。もしくは、何かできるんじゃないかと、一時的にモチベーションを高めたりしているのかもしれない。口のうまい講師の話は、一種の麻薬のようなものだ。

しかし、結論から言えば、講演会で話している人には凄い人はいるけれど、講演会マニアには凄い人はいない。というか、凄いと思えるような人に会ったことは一度もない。

さらに言えば、講演会マニアは、基本的に耳障りのいいことを話してくれる講師の話しか聞かない。したがって、彼らがやっていることは勉強ですらないのだ。

そもそもバイタリティーのある人は講演会なんか行かないのである。自分でやりたいことを見つけて、猪突猛進、気合と根性で取り組んでいるのだ。そんな勉強会なんかに行っている暇なんてないのである。

地域おこしをやろうとしている人には、講演会にやたらと出席したり、地域活性化に携わっている人の原稿を読んで、何かやった気になっている人が本当に多い。そんなのはインプットに過ぎない。インプットは重要だが、アウトプットをしなければ何も始まらないのだ。知識を膨大に蓄えても、それを使わなければほとんど意味がない。

以前、あまりに講演会マニアがうざいので、「そんなのに出席して何になるんだ」と聞いたら、「地域おこしのやり方を勉強しているんです」と返されたことがある。

僕は、地域おこしは「自分が好きなことや興味のあることをやる」のが一番だと思っている(この考えは著書にも書いた)。アニメが好きならアニメ、腕時計が好きなら腕時計を使ったアイディアを考えればよい。そして、勉強なんてする必要はまったくない。やろうと思ったらすぐに始めればいいのだ。

堀江貴文さんが『多動力』という本で「見切り発車は成功のもと」と述べている。

同感だ。

具体的な方法なんて、走りながら考えればいいのである。本気で取り組んでいれば、いつの間にか賛同者が生まれてくる。自分の考えなんて、ツイッターなどのSNSでいくらでも発表できるし、クラウドファンディングで資金を募ることもできる。

とにかく勉強なんかしている時間があったら、行動を起こすべきである。

「かがり美少女イラストコンテスト」は7年ぶりに復活した。復活するぞと決めて、僕はすぐにツイッターのアカウントを作って、書き込みを始めた。

繰り返す。

講演会に行くくらいなら、すぐに行動を起こせ!

行動しなければ、何も始まらないのだ。

町おこしin羽後町―美少女イラストを使ってやってみた

町おこしin羽後町―美少女イラストを使ってやってみた