かがり美少女の中の人ブログ

かがり美少女イラストコンテスト主催者の山内が、好き勝手なことをつぶやいています。たまに嫌な感じのことを書きますが、ゆるしてニャン☆

鉄道会社は車内販売を廃止してはいけない

f:id:kagariugo:20190218201011p:plain

▼消えゆく車内販売

車内販売は鉄道旅の醍醐味です。僕は新幹線の中でアイスを食べるのが楽しみです。

しかし、鉄道会社各社が、車内販売を廃止もしくは縮小する傾向で動いているそうです。現に、新幹線でも車内販売がない列車は少なくありません。特急に至ってはまったくないという路線もあります。

驚きなのが、温泉地などへ向かう観光主体の列車からも、車内販売がなくなりそうなのです。

ジュースや弁当は駅ナカのコンビニなどで買い求める人が多く、車内販売はコスパが悪くなったためでしょう。

 

ななつぼし成功の秘密

鉄道会社各社は、富裕層やインバウンド狙いで、乗車料金が数十万円する豪華列車を運行しています。

中でも、JR九州が各社に先駆けて運行したのが、「ななつぼしin九州」です。現在も予約待ちで大人気ですが、成功したのには様々な理由があります。

同社が運行していた特急「つばめ」は、博多~西鹿児島(現:鹿児島中央)を約3時間50分で結んでいた長距離列車でした。この列車にはつばめレディなるアテンダントがいて、きめ細やかなサービスを提供していました。

僕は「ななつぼし」をはじめ、「つばめ」の車両をデザインした水戸岡鋭治氏にインタビューしたことがあります。水戸岡氏は、つばめレディで蓄積されたノウハウが「ななつぼし」に生かされたことが、成功の要因の一つと言っていました。

つまり、一般のお客さんが利用する列車の経験無くして、富裕層が利用する「ななつぼし」の成功はなかったのです。質の高いサービスは一朝一夕に生まれない、ということがわかります。

 

▼人材育成の場に活用せよ

ところが、そんなJR九州までもが、率先して車内販売を廃止しようとしています。

豪華列車向けに専任のアテンダントを育成するつもりなのかもしれませんが、どうせなら車内販売を人材育成の場として活用してはいかがでしょうか。

豪華列車はお客さんが高いお金を払いますので、最上級のサービスが求められます。マニュアル以上のホスピタリティ溢れる対応をしなければ、そっぽを向かれてしまうでしょう。

一方、新幹線や特急の車内販売はあらゆるお客さんが利用します。こうした場で経験を積んだ人材を登用することで、質の高いサービスが生まれると思います。

 

▼鉄道旅がつまらなくなる

何より、車内販売が無いと、鉄道が単なる移動手段の一つになってしまい、鉄道旅が相当に味気ないものになってしまうと思います。

新幹線から食堂車はとっくに消滅しました。鉄道旅の醍醐味が、高いお金を出さないと味わえなくなってしまうのは、寂しい気がします。

前回、このブログで、若者のファッション離れは人件費のコストカットが原因である旨を書ききました。昨今、日本ではあらゆる業界で、コストカットしてはいけないものをコストカットしているせいで、モノが売れなくなる悪循環に陥っていると思います。

車内販売の消滅で、「鉄道旅離れ」が進まないか、心配です。

またあなたから買いたい! カリスマ新幹線アテンダントの一瞬で心をつかむ技術

またあなたから買いたい! カリスマ新幹線アテンダントの一瞬で心をつかむ技術

 

 

店員の質の低下が、若者のファッション離れを招いている

f:id:kagariugo:20190216145205p:plain

機械的な仕事しかしていない店員

ファストファッションのお店に行くと、いつも思うことがあります。

店員が機械的な仕事しかしていないのです。

客に「サイズ違いはありますか?」と聞かれて、サイズを持ってきたり。レジを打ったり。商品の陳列や品出しをしたり。すべて、将来的にはロボットが置き換えできそうな業務ばかりです。これらの仕事は、“服屋”の仕事ではありませんただの雑用です。

では、服屋の仕事とは何でしょうか。例えば、「お客様に合う服は、このジャケットと、このパンツですね」と、コーディネートのアドバイスをすることなどが、それにあたるでしょう。しかし、店内を見渡しても、ファッションの話をしている店員がまったくいません。

さらに言えば、彼らは服屋の店員ですが、服の知識がまったくと言っていいほどありません。例えば、アクリル50%、ポリエステル40%、毛10%の服を手に取り、「これは毛玉ができやすいですか?」とでも聞くと、固まってしまいます。このような一歩踏み込んだ話ができないのです。

それは、ひとえに店員がただのバイトであり、ファッションが好きなわけではないからです。

 

▼店員の質の低下がファッション離れの要因

昨今「若者のファッション離れ」を指摘している人がいました。

その原因について、「お金の若者離れだ」と、それっぽいことを言う人もいます(要は、若者は金がないので、ファッションに関心をもつ余裕がないという意味)。

しかし、高品質で低価格な服が一昔前よりはるかに増えているにもかかわらず、ファッション離れが起こっているというのは、どういうことなのでしょうか?

私は、店員の質の低下こそが、ファッション離れを引き起こしている大きな要因だと思います。

ファストファッションの企業は、本来は正社員がやるべき仕事をバイトに任せることで、高品質で低価格な商品を実現させるに至りました。一方で、バイト店員は知識が著しく低いので、アドバイスなどできませんし、しようともしません。ネットの情報以上の知識を、持ち合わせていないのです。

現に、10代の若者に話を聞くと、店員のアドバイスを受けて買うという体験をした人が非常に少ないのです。こうなると大変です。店員が頼りないなら、独学する必要があります。客は自分の感性と独断で服を選ぶ必要があります

結果、ファッションに興味のある人とない人の間に、大きな溝が生まれてしまうのです。

 

▼コーディネートで人は別人になる

そもそも、服なんて着れればなんだっていい、と考えている人もいます。話を聞くと、「自分は服のセンスがない」「自分はダサいから」と嘆く人が多かったです。

彼らは最初からファッションを楽しむことを放棄しています。では、そういう人の中に、「あなたにはこんな服が似合いますよ」と店員からアドバイスを受けたことがある人は、どれだけいるのでしょうか?

ファッションコーディネーターの柴田貴広さんは、「高級ブランドを着ればおしゃれになるのかというと、必ずしもそういうわけではない」と言います。

ファストファッションにもいい服はある。要は、組み合わせや、その人に合った服装を考えることで、いくらでも魅力的に見せることはできる」のだそうです。しかし、問題はファストファッションの店員が、自社の製品の魅力をよくわかっていないことにあります。

「センスが無いから」「ダサいから」と言っている人に限って、独断で服を選んでいます。しかし、知識がある人から適切な服を選んでもらえれば、人は別人のように変身します。服装を変えるだけで、「モテない」と嘆いていた人がみるみるモテるようになるのは、珍しくありません。

 

▼服が売れるようにするためには

ファッションは本来、楽しく、そして身近なものです。アドバイスを受けて“変身体験”を味わえば、人はファッションに興味を抱き、憧れます。

服屋の店員の仕事とは、人々にそうした夢を与えることではなかったでしょうか?

服が売れない原因は、「若者のファッション離れ」でも「お金の若者離れ」でもありません。知識の低い店員を量産しているメーカー側の姿勢に、大きな要因があると思います。

一方で、ファストファッションも悪いことばかりではありません。扱っている服の質が高く、それでいて安いのは大きな魅力です。

みんなが安い値段でファッションを楽しめる時代になったのは、企業努力の賜物といえますし、大きな功績です。あとは、アドバイスができる知識の高い店員を育てればいいと思います。今よりもっと、服が売れるようになるはずです。

 

※ 本記事は、秋田県湯沢市セレクトショップNEVERMIND」を経営し、ファッションのコーディネートなどのアドバイスを行う柴田貴広さんのお話をもとに、山内の意見や体験を交えながらまとめました。

かがり美少女イラストコンテストは“地元有利”か?

f:id:kagariugo:20190210085748j:plain

▼「かがり美少女イラストコンテスト」とは

私が主催している「かがり美少女イラストコンテスト」は、あくまでも羽後町という田舎の商店街のお祭りの中で、個人が開催しているイベントです。

いわゆる大手出版社が主催する新人賞や、企業が大々的に開催するコンテストとはまったくの別物です。1位、2位・・・と賞は決まりますが、来場者の投票によって順位が決定するという、ゆる~~~い内容です。

応募者の方にはイラストを描く楽しさを味わっていただき、普段はイラストを見る機会が少ない羽後町の人々には絵を見ていただく機会にする。さらには県外の方に、羽後町という町について知っていただく。そんなイベントです。

 

▼地元有利との意見があるが

そんなかがり美少女イラストコンテストに対し、「地元有利だ」という意見が寄せられました。

確かに、前回、そして今回も羽後町の方が1位に入賞していますから、そういう意見が出るのも自然なことかもしれません。

では、歴代の入賞者はどうでしょうか。

下の表をみていただくとわかります。2回目で秋田(羽後町外)の方が1位になりましたが、実は地元・羽後町の方が1位になったのは6回目が初めてなのです。

 

★かがり美少女イラストコンテスト 歴代1位受賞者★

1回目:角館秋月さん(香港)

2回目:ちゃとぷんさん(秋田)

3回目:角館秋月さん(香港)

4回目:角館秋月さん(香港)

5回目:未来野唯さん(沖縄)

6回目:餃子ぬこさん(京都)/社長さん(羽後)/ぶちこさん(秋田)

7回目:あいこさん(羽後)/ほほいさん(秋田)

 

コンテストの来場者に投票してもらうという手法は、1回目のときから一切変えていません。掲示の際、応募者の名前と出身地(居住地)を併記するスタイルも、変わっていません。

ちなみに、5回目までは地元の人が上位に入らなかったため、羽後町内のお偉いさんから「地元に賞をとらせろ」「地元中心でなければ、やっている意味がないだろ」と批判されたことがありました。

結局、どこの方が上位になっても、何かしらの批判が来るというわけですね。

私はむしろ今回の結果は、地元のレベルが上がったためと肯定的に捉えています。地元の人が賞をとれないと批判された時代を経験した自分としては、ついに地元の方が上位に入るようになったと、感慨深いものがあります。

 

▼そもそも“公平さ”とは何か?

意見をくださった方は、「出版社の賞のように公平な審査を行うべきだ」と述べていました。しかし、コンテストの“公平さ”というのは、何をもって公平とするのかが、非常に難しい問題です。

では、出版社や企業が主催するコンテストは公平なのでしょうか?

意見をくださった方はどうやら、出版社のコンテストは、個性があったり、技術が上手い人が無条件で入賞すると思っているようです。

残念ながら、想像しているほど公平ではありません。

出版社は単純に上手い人を選んでいるのではありません。慈善事業ではありませんので、デビューさせて、商業的に上手くいきそうな人を選んでいます。つまり、出版社の様々な事情や思惑が入り込んで賞が決定しているのです。個性と技術だけで賞が取れるほど一筋縄ではいかないのです。

例えば、某出版社の漫画賞は、14歳とか、17歳など、若い人が受賞する傾向があります。こうした受賞者が20歳、30歳の人よりも傑出しているのかというと、やはり技術的にも未熟な箇所が目立ちます。

しかし、これは今後の作家の伸びしろを考慮したり、ニュースに取り上げられる話題性なども意識して選考されているのです。

さらに言えば、出版社や企業、審査員の嗜好によって、いくらでも結果は変わってしまいます。

A社のコンテストでは賞に入ったけれど、B社では門前払いだったという人もいます。某ヒット漫画の作者が最初の持ち込みでけちょんけちょんにけなされたけれど、他社に持っていったら絶賛されてデビューした・・・と言っていました。こういう話はよくあるのです。

 

▼コンテストの原点を考えてみる

かがり美少女イラストコンテストは「地元の中・高校生に創作発表の場を作ろう」というコンセプトで始まりました。

親子で楽しめる企画にするため、夏祭りの会場にすべての応募作品を貼りだします。したがって、「自分の絵を不特定多数の人に見て欲しい」と思っている人にとっては、最適な創作発表の場といえるでしょう。

そして、来場者による投票形式をとっています。これは、一般の方にも投票を通じて参加してもらうことで、イラストの魅力を知っていただくことに意義があると考えているためです。

かがり美少女イラストコンテストは、敷居が低く、誰でも気軽に応募できる。そして、来場者に投票してもらって順位を決める。このスタイルこそが重要なのです。

密室で審査し、既存の出版社の賞と同じやり方にしてしまったら、そもそもこのイベントをやる意味がないと考えています。あくまでも当コンテストは、ゆる~~~~~い雰囲気を大事にしているのです。

 

▼コンテストのやり方は一切変えない

したがって、これまでやってきたスタイルを変更する予定はありません

かがり美少女イラストコンテストには、趣旨に賛同していただける方だけ応募していただきたいと思います。そして、ご不満のある方は、出版社や企業の賞に出していただくのが最善ではないでしょうか?

賛否があるのはそれだけ多くの方が真剣に出していただいているということのあらわれだと考えていますし、ありがたい意見と受け止めております。

一方で、いろんなコンテストがあっていいとも考えています。出版社が主催するコンテストは素晴らしいものです。世の中に1つくらい、かがり美少女イラストコンテストみたいなゆるゆるなイベントがあってもいいと、思っていただけませんでしょうか?

いろんな意見があるとは思いますが、優しい目でみていただけるとありがたいです。

 

 

町おこしin羽後町―美少女イラストを使ってやってみた

町おこしin羽後町―美少女イラストを使ってやってみた

 

 

 

 

シンプルな造形を再現するのは難しい

 くら寿司が節分に向けて期間限定で販売した「竹姫寿司 赤鬼さん」

ツイッターに「ぜんぜん違う!」という投稿がありました。確かにこれは似ていない・・・www

 以前にミスドピカチュウのドーナツでも、似たような騒動がありましたね~

でも、似せて欲しいと消費者は簡単に言いますが、こういうシンプルな造形って、再現するのが難しいんですよ。絵を描いたことがある人ならわかると思います。

くら寿司なんか108円だし、値段相応だと思います。1000円するなら、まあ抗議してもいいかもしれませんが。

 

正規店はロレックスとパテックフィリップに依存するべからず

▼2大ブランド頼みの時計店

某地方の正規販売の時計店に行ったら、店員さんが「うちはロレックスとパテックフィリップを正規で扱えなくなったら、正直、終わりです」と言っていました。

今や腕時計は生活必需品ではありません。若者は明らかに腕時計を着けなくなりました。かつては華やかだったこの時計店も、それだけ経営が苦しくなったということなのだと思います。

しかしながら、ロレックスとパテックは時計界の巨頭であり、黙っていても売れるブランドです。

f:id:kagariugo:20181012105812j:plain

ロレックスに関しては前に記事に書きましたが、多くのお客にとってはデイトナが出てくれば自販機でもいいし、ペッパー君でもいい、ぶっちゃけ店員イラネという状態だと思います。

既に人気のあるブランドの知名度や人気に乗っかっているだけでは、店員の存在意義がなくなってしまいます。

 

▼独自にブランドを発掘している店もある

例えば、奈良県橿原市の「小柳時計店」は、独自に店主が発掘したブランドを数多く扱い、県外にも顧客がいます。

栃木県宇都宮市にある「カマシマ」は、店主がバーゼルワールドに出かけ、ブランドと直接交渉してケレックなどの正規代理店になりました。

また、「ハンダウォッチワールド」は普通の時計店では扱いたがらない、奇抜で、独特なコンセプトを持った時計を扱っています。これは社長に高い審美眼があるからこそできる業です。

知られざる腕時計の魅力を伝えることに、時計店の真価があります。特に正規店は、既存の海外ブランドが取扱い店を絞っている現状だからこそ、独自にブランドを発掘する気概を持つべきだと思います。

 

 

REAL ROLEX(21) (CARTOPMOOK)

REAL ROLEX(21) (CARTOPMOOK)

 
REAL ROLEX(20) (CARTOPMOOK)

REAL ROLEX(20) (CARTOPMOOK)

 

 

雑誌で腕時計の企画を作るのは難しい

▼腕時計に興味のある人とない人

僕はニートであると同時にライターもやっていたりするのですが、主に建築や旅行やサイエンス関係の仕事がメインなので、時計専門の時計ライターではありません。

けれども、趣味が高じて腕時計の企画をいろんな雑誌に持ち込んで、いくつも実現させてきました。「サライ」とか「BE-PAL」とか、「トランヴェール」では、結構時計の記事を書きましたし、あるムック本ではセイコーの小杉修弘さんと久保進一郎さんの対談企画なども書いています。

ただ、いつも思うことですが、腕時計ネタは出版社や企業で、興味のある人とまったくない人の差が大きいです。他の分野の企画を持ち込んだときより、反応が極端だと感じます。

・腕時計に男のロマンや機械としての趣味的な魅力を感じる人。

スマホがあるからオワコンであり、取り上げる価値が無いと考えている人。

この両極端ですね。間があまりいない感じです。趣味的なものとして腕時計に魅力を感じる人以外は、興味を示してくれません。

 

▼興味を持ってくれない人が増えている

ある企業では、ロレックスのデイトナを着けて仕事に行っただけで、「山内君、若い書き手なのにいい時計着けているね! その時計持っているなら稼いでいるだろうし、安心だ。仕事を頼む」と、仕事につながりました。

このように、時計がコミュニケーションツールになることは、意外にあるのです。

よく言われますが、あまり同世代の同業者でそこそこの高級腕時計を着けている人が珍しいので、興味がある人からすれば面白がられるようです。ありがたいことです。

一方で、ある企業(腕時計が必須と世間的には思われている大手企業)では「腕時計なんて若者はつけない」「まわりで高級腕時計なんか買っている人誰もいないよ?」と言われました。

ある出版社では「腕時計を紹介している雑誌なんてほとんどカタログ」「芸能人使ってプロモーションしているだけ」「スマホの時代に腕時計なんて不要、時代遅れだ」と厳しい意見も飛んできました。

腕時計を着けることが社会人のルールだった時代と違い、今は腕時計を着けていない編集者や記者も多いです。興味が無い人とある人、両者の溝はかなり広がっている印象を受けます。

 

▼腕時計を取り上げていない媒体で記事を書く

主に時計ライターの仕事の場と言えば、「THE RAKE」「GOETHE」「LEON」「GQ JAPAN」みたいな富裕層(?)っぽい向けの雑誌や、カード会社の広報誌、ファッション雑誌などでしょう。

広田雅将さんが編集長を務める「Chronos」は時計愛好家をターゲットにした濃い雑誌であり、綿密に取材をしているので、この媒体では私は絶対に書けないと思います。広田さんは相当な知識をお持ちで、凄いです。

ただ、正直、他の媒体であれば僕でも問題なく書けると思います。だって、ほとんど内容がどこも同じというか、某誌の編集者が言ったように「カタログ」なんですよね… メーカーの検閲も入るでしょうから、好き勝手なことが書けない。結果、似たような文章になってしまう。

僕は時計ライターではないこともあり、既存の時計ライターがあまり書いていない媒体と縁があるので、違ったアプローチで記事を書いていきたいと思っています。

今まで腕時計を取り上げてこなかった媒体に記事を書いていかないと、本格的に人々の腕時計離れが加速するでしょう。というか、既にしていますけど…(汗) 

 

▼新しいプロモーションの仕方を考えよう

腕時計の広告と言えば、芸能人やスポーツ選手、経営者、女優などを使った広告を打つのが定番です。「GOETHE」などを見ればわかりますが、芸能人やサッカー選手などを使った広告記事が載っています。ライターの立場から言わせていただくと、企画も楽ですし、執筆も楽な原稿です。ワンパターンだからですね。

こうした既存のプロモーションで、まあ一定数は売れるのでしょう。

しかしながら、現に腕時計を着けない人が多くなってきているのです。僕はサッカー選手を使った既存のプロモーションを否定しません。そうした広告も残しつつ、違う宣伝の仕方も考えなければいけないのではないか、と考えています。

私は過去に、(↓)こんな記事を書きました。

このくらい、新しいプロモーションを考えていかないと、腕時計を買う人と買わない人の意識の差がどんどん開いてしまいます。本格的に考えないと、ヤバイのではないでしょうか?

既存の記事とは異なる視点で時計の魅力を伝える記事を、ニートの立場から細々と頑張って書いていきたいと思っています。企画を実現させるのに四苦八苦していますが、そこも含めて楽しんでいきたいものですね。

f:id:kagariugo:20181220111101p:plain

 

 

JAうご「美少女あきたこまち」成功の要因と、JA全農あきた「釣りキチ三平」あきたこまちが短命だった理由

f:id:kagariugo:20181220102705j:plain

▼ あきたこまちなのに、男子?!

以前、JA全農あきたは、あきたこまちの米袋に「釣りキチ三平」を使っていました。作者の矢口高雄さんが秋田県出身であるためです。

売上が下がっていたあきたこまちの認知度を上げる取り組みとして、全面モデルチェンジを図ったのです。

しかし、明らかにミスマッチでした。

女性の名前が付いた米なのに、なぜ男子なのだ(笑)。企画段階で突っ込む奴は誰もいなかったのでしょうか?

東京駅や新幹線にも巨大な広告を出したりして大々的に宣伝していましたが、売れ行きが芳しくなかったようで短命に終わり、公募で選ばれたこちらのイラストの米袋に交替しました。

僕の印象としては、可も不可もない普通のイラストといったところです。

f:id:kagariugo:20181220102756j:plain

▼ 矢口高雄さんから秋田を連想できるか?

僕は矢口高雄さんの漫画はすごく好きなのです。

だからこそ冷静な観点で考えました。

そもそも、秋田県出身者と他県出身者とでは、矢口さんに対するイメージが違います。秋田の人は矢口さんを秋田県を代表する偉大な漫画家と考えています。矢口さんの業績を記念して建てられた横手市増田の「まんが美術館」には、多くの県民がでかけていますから、県外の人の間でも認知度が高いと思っていることでしょう。

しかし、県外の人で、矢口さん=秋田出身と結びつく人がどれだけいるでしょうか?

知っている人って、釣りキチ三平をリアルタイムで読んでいた人か、漫画オタクくらいですよね?

そう、釣りキチ三平あきたこまちは、オタク向けの米袋になってしまっていたです。

2007年、僕は愛知県豊橋市にある愛知大学に通っていたので、ゼミの皆さんに聞いてみました。釣りキチ三平を知っている人はほぼいませんでしたし(知っていても漫画を読んだことはない)、ましてや矢口さん=秋田出身だなんて、全然知られていませんでした(汗)

 

▼美少女あきたこまちは伝統に忠実

大学のゼミで議論を重ねた結果をもとに、僕がプロデュースしたのが、JAうご産「美少女イラスト入りあきたこまち」です。

f:id:kagariugo:20181216104113j:plain

釣りキチ三平米袋と違い、誰にでもあきたこまちとわかるデザインをオーダーしました。あきたこまちのイメージに忠実であることが、おわかりいただけると思います。

その後に出た他地域の美少女米袋は、声優さんの声を充てたり、スリーサイズまで設定していたりと、キャラを作り込んでいるけれど、僕に言わせれば凝りすぎです。

JAうごと他地域の美少女米袋の最大の違いは、わかりやすさです。他の地域の米袋は、銘柄が何なのかわからないデザインで、美少女ばかりを前面に押し出しています。JAうごのあきたこまちは銘柄が一目でわかる、極めて保守的かつ、明快なデザインなのです。

市女笠の“小町娘”は、それこそJA全農あきたの長年のPRが功を奏し、全国的に知られていました。過去の財産、優れたイメージを利用したわけです。

伝統を生かすという発想ですね。

当時、このJAうごのあきたこまちを、オタク向けだとか、露骨にアキバ系だとか叩く人がいました。しかし、僕に言わせれば伝統に忠実なのはJAうごのあきたこまちであり、漫画好きしかわからない釣りキチ三平あきたこまちの方が遥かにオタク向けの米袋なのです。

 

町おこしin羽後町―美少女イラストを使ってやってみた

町おこしin羽後町―美少女イラストを使ってやってみた